チェコ好きの日記

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映画

“女のいない男” ジャン=リュック・ゴダールのミューズはだれか?

村上春樹がつい最近『女のいない男たち』という短編集を発表しましたが、そんな村上春樹自身は学生時代に結婚した奥さんとずっと一緒にいるわけで、ぜんぜん“女のいない男”じゃないんですよね。なのでちょっとずるいんじゃないの? とかも思うんですが、そん…

園子温が苦手な私による園子温論

「ま、うちらみたいなさ、筋金入りの映画ファンからすると、園子温って映画的にダメなんだよね」。上記の言葉は、私がいったわけではありません! 園子温の本に、ある日飲み屋に行ったら自分のことがそういわれているのを聞いてしまった、と書いてあっただけ…

個人的にトラウマになるくらい後味の悪かった映画7選

たくさんの映画を観ていると、「期間をおいてもう一度観たい!」と思う素敵な映画もあれば、「できれば二度と観たくない」と思う、 何とも後味の悪い映画にも出会います。今回紹介したいのは、私が出会ったなかでも特に後味の悪かった、何ともダークな映画た…

暇な時や眠れない夜におすすめ 50音タイトルゲーム

たとえば、事故で電車が止まってしまって、ちょうど本とか持っていなくて携帯の充電も切れかけているとき。 たとえば、早く寝ないといけないのに、なかなか寝付けないとき。そんなときは、私が開発した(?)「50音タイトルゲーム」をやってみましょう。50音…

私がエンターテイメント系より芸術系映画が好きな2つの理由

私は映画が好きです。最近は映画を観ることにちょっと疲れてしまっているところもあるんですが、それでも映画は映画でやっぱり好きなんだと思います。ちなみにどういう映画が好きなのかというと、「チェコの60年代の映画」とかいうと狭すぎるので、ここでは…

映画史的に重要らしい映画リスト50本

私は大学および大学院時代、映画学を専攻していました。そのため、学校内外を問わず、学生時代は寝ても覚めても映画を観ているような生活を送っていました。でも、私はこのブログではあまり映画について語りたくありません。なぜかというと、ガチの専門分野…

恥ずかしいけど選んでみた 蒼井優がかわいい青春映画5選

はじめに断っておくと、私は蒼井優という女優がものすごく好きだ! というわけでは決してありません。ではなぜこんなエントリを書こうと思ったのかというと、私が高校生から大学1〜3年くらいのときに、何となーく観ていた映画に、何となーく蒼井優が出ている…

それでもやっぱり耐えてほしい、「映画の耐えられない長さ」。

ブロガーのイケダハヤトさんによる、こんな記事を読みました。 映画の耐えられない長さ:上映中にスマホをいじる人たち - ihayato.書店 | ihayato.書店

アメイジング! ヤン・シュヴァンクマイエルの傑作短編5選

私が「神様」と称し、このブログでもしつこいくらい取り上げられている、チェコの映画監督ヤン・シュヴァンクマイエル。 ヤン・シュヴァンクマイエル 忙しいビジネスマンに、究極のシュルレアリスムを! - (チェコ好き)の日記スパイシー! ヤン・シュヴァン…

スパイシー! ヤン・シュヴァンクマイエルの長編映画全解説!!(後編)

前編に引き続き、チェコ共和国が生んだ鬼才、ヤン・シュヴァンクマイエルの長編映画の解説をしたいと思います。 前編はこちら スパイシー! ヤン・シュヴァンクマイエルの長編映画全解説!!(前編) - (チェコ好き)の日記 後編では、シュヴァンクマイエルの後…

スパイシー! ヤン・シュヴァンクマイエルの長編映画全解説!!(前編)

チェコを代表する映画監督、ヤン・シュヴァンクマイエル。知っている人はものすごーくよく知っている、知らない人はまったく知らない、何度聞いても名前が覚えられない、それがヤン・シュヴァンクマイエル。彼の作品は、当ブログでも断片的になら、何回か紹…

あなたも、百万長者になってみませんか?

自分の前に割り込んで買ったおばあちゃんの宝くじが5億円の大当たり! あなたならどうする? - ICHIROYAのブログ 出た! 宝くじの高額当選。億万長者。大金持ち。セレブ。いかにも高級そうな服を着て、外車を乗り回し、毎日おいしいものを食べ放題。ステキな…

ジム・ジャームッシュの映画

みなさんは、日常生活において、何かを「かっこいい!」と思うことは、ありますでしょうか。実は、「かっこいい」をテーマに文章を書こうとすると、それだけで3000字とかになってしまいそうなくらい、私はこの「かっこいい」という感情を、わりと重要視して…

笑撃的!? 人生を狂わすので見てはいけない、傑作チェコ映画5選

なぜか今頃、9月に書いたこちらのエントリへの訪問者がふえております。 ヤン・シュヴァンクマイエル 忙しいビジネスマンに、究極のシュルレアリスムを! - (チェコ好き)の日記「ふえている」といっても微増ですが、このエントリは、私が今まで書いてきたブ…

血が滴る傑作 ノーベル文学賞の莫言の小説を読んでみた。

ちょっと今更感がただよいますが、2012年、またしても村上春樹氏が逃したノーベル文学賞をかっさらった人物、莫言の小説を読んでみました。赤い高粱 (岩波現代文庫)作者: 莫言,井口晃出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2003/12/17メディア: ペーパーバック購…

旅をすることで人生は変わる アッシジ編

イタリア旅行記、ちょっと飽きてきましたか?笑でも、旅はまだまだ続きます。次に向かうのは、聖フランチェスコの街、アッシジです。 ちなみに、これまでの道程はこちら。旅をすることで人生は変わる フィエーゾレ編 - チェコ好きの日記旅をすることで人生は…

芸術系大学院卒がえらぶ! とりあえず観ておいたほうがいいベタな名作映画5選

趣味が「映画鑑賞」という人は、老若男女問わずたくさんいます。 そんな「趣味は映画鑑賞」の人なら、「これが王道でしょ!」みたいな作品って、だれでも思い当たるものがいくつかあると思うんですよね。ただ、その「王道」には年齢や性別や映画の趣味嗜好に…

旅をすることで人生は変わる シエナ編

もし、明日で人生がおわってしまうとしたら、何をしますか?私は、1年くらい猶予があればもちろんまた別に考えますが、もし、明日で人生がおわってしまうとしたら、アンドレイ・タルコフスキーの『ノスタルジア』を見ます。『ノスタルジア』には、この世界の…

今、大島渚について私がいえること

映画監督の、大島渚が亡くなりました。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130115/k10014817051000.html 当ブログで、映画監督の訃報についてふれるのは2度目です。若松孝二についても、亡くなったその日にエントリを書きました。 さよなら、若松孝二 - チ…

旅をすることで人生は変わる フィエーゾレ編

大学4年間と、大学院2年間、計6年間を映画の研究に費やしたという、稀有な(無謀な)経歴の持ち主な私。「おすすめの映画は?」と聞かれれば、もちろん「ヤン・シュヴァンクマイエル」と答えたいところだけれど、(※シュヴァンクマイエルって何?という方は下記…

『MEDIA MAKERS』僕は映画が見れない|メディアの未来と、映画祭と

もうすぐ2012年も終わりですが、今年みなさんは、何本くらい映画を見ましたか? (映画館とDVDなどを合わせて) きちんとどこかで統計をとったわけではないので感覚値ですが、年間で映画を見る量は、 少ない人で0~1本、ふつうの人で2~9本、10本以上だと「多…

さよなら、若松孝二

映画監督の経歴をよく見てみると、出身がピンク映画だったりすることが、意外に多いです。ピンク映画とはもちろん、エロい映画のことです。最近はその役割のほとんどをアダルトビデオが負っているため、「映画館でピンク映画を見る」という機会を、一般の人…

ジャン=リュック・ゴダール だれもが1度はとおるみち。

中学生〜大学生くらいのとき、「みんなとはちょっとちがう私(オレ)」を演出しようと思ったことがある人はいますか? 世間ではそれを「中2病」とよぶそうですが、この中2病の人のなかには、その演出方法が「映画にくわしい私(オレ)」、というところにたどりつ…

東京フィルメックス映画祭 人が映画を見る理由

第13回東京フィルメックスの上映作品が発表されました。 東京フィルメックスのHPはこちらです。 TOKYO FILMeX 2012 / 第13回東京フィルメックス東京フィルメックスというのは、有楽町朝日ホールで毎年11月の下旬頃に開催されている、国際映画祭です。世界中…

岩井俊二『ヴァンパイア』感想文

岩井俊二監督の最新映画『ヴァンパイア』を観てきました。岩井俊二を知らない方は、とりあえず『リリィ・シュシュのすべて』という映画で、あの蒼井優を発掘した人だ、とでも覚えていただければ。本作は、そんな岩井俊二監督の8年ぶりの長編映画です。見どこ…

ヤン・シュヴァンクマイエル 忙しいビジネスマンに、究極のシュルレアリスムを!

今回は、突然ですが、私の卒論の話をしたいと思います。このブログのタイトルにも私のIDにも、“czech”という単語が入っております。これはなぜかというと、まぁ、チェコが好きだからです。私は大学の卒論と大学院の修論で、チェコの映画を研究していました。…