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チェコ好きの日記

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どうしても気になるアレコレ オウム真理教について(前編)

読書 東アジア

前にもこのブログで書いているんですが、私、「宗教」にものすっごい興味があります。

キリスト教イスラム教、仏教ユダヤ教とかはもちろん、怖れずにいうと、なかでも興味があるのがカルト宗教。

ただ、「興味がある」というのは、その宗教の教祖や教義などの“内部”ではなく、なぜ信者の方がその宗教を信仰するに至ったのかとか、宗教を信じるとはどういうことなのかとか、カルト宗教はなぜときに社会的な事件を起こすのかとか、そういう、宗教の“外部”です。

カルト宗教に関するそういったことが、ときどき気になりすぎて、気になりまくって、夜も眠れません。

でも、まわりの友達や彼氏に「ねぇねぇ、カルト宗教の話をしようよ!」って持ちかけても、

「はっ?」

って反応をされるだけなので、しょうがないので、ブログに書きます。

★★★

何か月か前になりますが、深夜にぼ〜っと、「ゴロウ・デラックス」という番組を見ておりました。スマップの稲垣五郎さんと、アナウンサーの小島慶子さんが、“ちょっと変わった人”を紹介する、トーク番組です。

私がぼ〜っと見ていたその回に登場したのは、ドキュメンタリー作家の森達也さんでした。

森達也さんとは、ミゼットプロレス(低身長症の人が行なうプロレス)や、スプーン曲げを行なう“エスパー”の方々などを取材し、ドキュメンタリー映画を制作している作家さんです。現在は、ドキュメンタリーを制作するほか、明治大学で教授をしておられるそうです。

その森達也さんが、オウム真理教の信者の方々を取材したドキュメンタリーがあるということで、映画のほうではなく、まずは本を読んでみることにしました。映画も本も、『A』というタイトルです。

「A」―マスコミが報道しなかったオウムの素顔 (角川文庫)

「A」―マスコミが報道しなかったオウムの素顔 (角川文庫)

オウム真理教については、実は以前に2回にわたってエントリを書いています。
『約束された場所で underground2』 村上春樹と考えるオウム真理教。(前編) - チェコ好きの日記
『約束された場所で underground2』 村上春樹と考えるオウム真理教。(後編) - チェコ好きの日記

1995年の地下鉄サリン事件とは何だったのか。

麻原の、オウムの教義の何が、信者の方々をそこまでひきつけたのか。

オウムの信者と、オウムの信者でない我々は、何がちがうのか。あるいは、何もちがわないのか。

みたいなことが気になりすぎて、気になりまくって、私は夜も眠れないわけです。

★★★

私はいつも本を読むとき、気になったところやあとで読み返したいと思ったところに、ふせんをはりながら読み進めます。

そして読み終わったあと、こうしてブログを書くときは、「やっぱここはいいや」という箇所のふせんをどんどんはがしていき、特に印象に残った数か所をすくい上げて文章にします。

でも、この本はこの「ふせんをはがす」という作業が非常に難しく、自分がいったいこの本から何を読み取ったのか、まだこの本を読んでいないたくさんの人に何を伝えたいのか、ぼや〜っとしていてよくわかりません。

「マスコミの報道は〜」みたいなよくあるマスコミ批判をしてもいいのだけれど、それをすると、この『A』というドキュメンタリーの本質から、はなれてしまうような気がします。

本書には、森さんたち撮影スタッフとオウムの信者の方々、大学教授とオウムの信者の方々、といったように、「俗世の人間」と「オウムの人間」が会話をする場面が、当たり前ですがたくさん出てきます。

でも、会話がいまいちかみ合ってないんです。どの会話も、微妙に何かがずれている。

このドキュメンタリーの主人公となっている、オウムの広報である荒木浩さんは、おそらくとても聡明な方です。質問に対して、的外れな答えを返しているというわけではありません。

この「ずれ」はいったい何なんでしょう。

とか考えていたら、「夜も眠れない」といっておきながら眠くなってきたので、何とこのエントリ、
例のごとく続きます。

もうちょっと内容を消化してから書けばよかった……
見切り発車には、みなさんじゅうぶん気を付けましょう。