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チェコ好きの日記

旅 読書 アート いいものいっぱい 毎日楽しい

プラハとウィーン(前編)

チェコ

「(チェコ好き)の日記なのに、全然チェコのこと書いてないね」
とたまにいわれてしまうので、今回は珍しく、チェコのことを書こうと思います。

★★★

私は、20歳をこえてから、毎年どこかしら海外旅行へ行っていました。

2007年は、台湾へ。
2008年は、チェコとオーストリアへ。
2009年は、韓国へ。
2010年は、イタリアとフランスへ。
2011年は、ハワイへ。

しかし、2012年は、20歳をこえてから初めて、1年中ずっと日本にいた年になってしまいました。
これは、私のなかで相当悔しいことなので、2013年は意地でも日本から出てやろうと思っています。

私は日本も日本人も好きだけれど、「ずっと日本にいること」は好きじゃないです。
ずっと日本にいると、頭のなかの筋肉がバリバリに凝ってくるからです。

海外に行くと、頭のなかで凝り固まったいろいろなものが、いっきにほぐれます。すごいマッサージ効果です。

まったくわからない言語をしゃべりながら道を行き交う人々、
しんと空気が澄んだ美しい教会、
おもちゃみたいな街に、考えられないようなまぶしい陽射し。

そういうなかに何週間もいると、
「私が考えていたことなんて全然たいしたことじゃなかったわー」
と、何かがすとんと落ちたように、すべてのことに納得がいきます。

あ、今日はチェコの話をするんでした。
閑話休題。

★★★

私が初めてチェコに行ったのは、2008年、21歳のときのこと。
当時、私は大学4年生で、ヤン・シュヴァンクマイエルというかなりキモイ映画をつくる監督を研究していました。
ヤン・シュヴァンクマイエル 忙しいビジネスマンに、究極のシュルレアリスムを! - (チェコ好き)の日記
この監督について、チェコでしか手に入らない、マニアックな文献を探しにいくつもりだったのです。
そして、この監督が生まれ、現在も暮らしているチェコの首都、プラハを見てこようと思ったのです。

用意できた費用は、必死にアルバイトをして貯めた30万円。期間は1週間。
私にとって初のヨーロッパだったので、1人で行くのはさすがに勇気がなく、就活が終わって暇そうにしていた友人を1人つかまえました。

10月の後半、日本時間で21時くらいの夜の飛行機に乗って出発しました。
直行便がなく、乗り換えをするため、まずは経由地であるフランスのシャルル・ド・ゴール空港に向けて。

チェコの首都であるプラハに着いたのは、現地時間で深夜。(日本とチェコの時差は8時間です)

空港で荷物をとってウロウロしてしているうちに他の乗客がだれもいなくなってしまい、
しかもインフォメーションみたいな場所にはいじわるそうなおばさんが1人、新聞を読んですわっていただけだったので、
緊張と恐怖にふるえながらタクシーを呼んでホテルに直行しました。笑

でもそのときタクシーのなかから見た、ひっそりとした夜の街の印象を、今でもはっきりと覚えています。

翌日から行動を開始し、プラハの街を散策したのですが、
プラハを象徴しているのは、12世紀に造られた、ヴァルタヴァ川にとおされたカレル橋。

何とものんびりした、ゆったりした雰囲気がただよっているのを、わかってもらえますでしょうか。笑
橋では音楽を演奏する人あり、川をぼ〜っと見つめる人あり、絵を描いている人あり。
みんなマイペースです。

チェコの店員さんはあんまり愛想がよろしくなく、お店で何か買おうとするとめんどくさそう〜に対応されたりしましたが、
街全体が美しく、のんびりしていて、店員さんの態度なんて全然気になりませんでした。

カレル橋のまわりには旧市街地が広がっており、時計塔や火薬塔なんかがあったりします。

そして、シャネルやグッチがならぶブランド通りの脇にある小道を少し進むと、そこにあるのはユダヤ人地区。
18世紀後半まで、ここにはキリスト教徒に迫害されたユダヤ人たちが、差別を受けながら密集して住んでいたといいます。

ここだけ雰囲気がほかとまったく異なり、プラハとは別の時間が流れているようでした。

でも、私がプラハでもっとも好きな地区だったりします。

このカレル橋でヴァルタヴァ川をわたると、見えてくるのがプラハのお城、プラハ城です。

この門をくぐると、でーんとかまえているのが、聖ヴィート大聖堂

でーん。

この聖ヴィート大聖堂、外もすごいですが中もすごいのです。
息をのむような美しいステンドグラスが待っています。

そしてプラハ城を1周し終わると、丘の上からプラハの街を一望できるスポットが現れます。

ここに着くころには夕方になっており、街の人もいそいそとおうちに帰りはじめていました。
私と友人は、ここで、落ちていく夕日をしばらく眺めておりました。

プラハをぐるっと1周したこの日の翌日は、いよいよ、私が敬愛してやまないヤン・シュヴァンクマイエル様のご自宅兼アトリエに伺います(!)

続きは後編で。

★★★

プラハの写真で、個人的に一番気に入っているのはこれ。

馬車を撮影するおじさん。笑