チェコ好きの日記

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美術検定2013 趣味検定は、長く・楽しく勉強しよう!

11月11日の日曜日、2012年度の美術検定を受けてきました。

美術検定とは、西洋美術・日本美術をメインに、作品や作者、歴史などについての細かい知識が問われる検定です。
以前もエントリを書いています。→美術検定 はたしてこれは受かるのか。 - (チェコ好き)の日記

4級から1級までのレベルがあり、私は3級か2級か、あるいはW受験をするか……というところで迷っていましたが、
結局、受けようと思いついたのが9月後半。試験日まで時間がないということもあり、3級に挑戦することにしました。

しかし、ここで私のダメ人間っぷりが発揮されてしまうことに……!

★★★

無勉で受験日をむかえる
私の仕事は、3月〜9月は比較的おだやか(?)な時期であり、10月から2月にかけて、繁忙期をむかえます。

この、「10月から繁忙期に入る」というのがどういうことか、わかっているようで、わかっていなかった私。
休日出勤なども重なり、ほとんど勉強する時間がとれず、気が付くとせっかく買ったテキストたちに埃が……。

そして、「あと1か月したら」「あと2週間したら」「あと1週間したら」、本気出す! とのたまわっているうちに、試験日当日をむかえてしまいました。

ちーん。

無勉だけど、4割はできた
さて、ほとんど勉強しないままむかえた試験。

問題用紙をめくってみると、もうこれが、さっぱりわからない……
わけでは、ありませんでした。

私の場合、大学で芸術を学んでいた(美術じゃなくて映画専攻ですが)ということもあって、過去の遺産というか、周辺知識で、
4割くらいは得点をとることができました。

美術検定3級の合格ラインは6割〜7割といわれているので、ちょっと合格は厳しいと思いますが、
本当に“あとちょっと”がんばればできたのになあ! と、悔しい思いでいっぱいです。笑

この美術検定、範囲は西洋美術と日本美術、時代は古代から現代までと、とにかく幅が広い。
今回の試験は私の苦手な、日本美術、建築、彫刻の問題で、大きく失点することになってしまいました。
反対に、得意分野であるルネサンス絵画や印象派、現代アートの分野での失点はほとんどありませんでした。

しかし、勉強する時間がとれなかったことへ後悔がつのる反面、
今回の試験を受けて、美術ってやっぱりすばらしいなぁ、と思ってしまったんですね。

前日も仕事が長引いてしまい、寝不足で体調もよくなかったのに、
問題を解くのが、すっごく楽しかったんです。

今まで生きてきたなかで、こんなに楽しい試験は、はじめてでした。

趣味検定は、長く・楽しく勉強しよう!
美術検定は、いわゆる「趣味検定」にあたるものです。

TOEICやIT系の資格や宅建など、就職や仕事に直接役に立つものではなく、もっていてもあまり意味のない資格。笑
自分の趣味や教養を高めるために受ける検定です。

こういった趣味検定の勉強は、就職系の資格の勉強とはちがって、とにかく楽しく勉強するべきだと思うんですよね。
だって趣味ですから……。

美術検定は、公式テキストや公式問題集が販売されています。
なので、そういったテキストや問題集をひたすらやっていく、というのが正攻法の勉強です。

だけど、テキストの語句を覚えて問題集を解いて……という受験勉強っぽい勉強は、あまり楽しくありません。
美術はやっぱりすばらしいし、問題を解いていくなかで発見する面白さもあるのだけれど、それでも、百歩譲っても、あまり楽しくありません。

なので、来年の試験(←懲りてない)に向けて、どういう勉強をしていくべきなのか? というのを、ちょっと考えてみたのです。

美術検定の場合、楽しく勉強するためには、

1・美術館に行く
2・本を読む

この2つが必須だと思われます。

テキストを読んでいくら「勉強」しても、やはり美術なので、
作品がもつ生のパワーとか、感動とか、そういったものを切り離してしまうと、楽しくありません。

私は今回、日本美術や建築、彫刻の問題で大きく失点してしまったので、
今後1年は、そういった苦手な分野の展覧会を中心に探し、行ってみようかなと思いました。

あとはとにかく、本を読むこと。

芸術家ってぶっとんだ人が多いので、
個々の芸術家にまつわるエピソードや、作品の裏話を集めた本は、家でゴロゴロしながら読むのにぴったりです。
下の本は、私がこれから読もうと思っている本です。

裏側からみた美術史 (日経プレミアシリーズ)

裏側からみた美術史 (日経プレミアシリーズ)

そしてやはり、なぜその時代にその芸術が生まれたのかという、
歴史との関連のなかで美術を見ていくと、自分のなかに新たな視点が生まれ、毎日がちょっと楽しくなります。
下の本は以前読んだのですが、中世からルネサンスにうつりかわっていく様子がわかって面白いです。

ルネサンスとは何であったのか (新潮文庫)

ルネサンスとは何であったのか (新潮文庫)

そして、美術館に行ったり好きな本を読んだりしつつ、月に2〜3回問題を解いて、
自分の知識の“穴”を確認していく。

こんな方法が、一番楽しいんじゃないかな? と思います。

その分、時間がかかりますが、短期間で集中してガリガリ「受験勉強」するよりも、
1〜2年時間をかけて、寄り道をたくさんしながら、ふらふら勉強するのが、「趣味検定」には向いている気がします。

2013年度の美術検定に挑戦するみなさん、一緒にがんばりましょう。
来年はW受験するぞー!

★★★
おまけ

美術検定3級を解いてみよう!


この作品の作者の名前と出身国の正しい組み合わせはどれですか。

1・プッサン―イギリス
2・ベラスケス―ドイツ
3・ゲインズバラ―スペイン
4・カラヴァッジョ―イタリア






正解は4番。カラヴァッジョの『聖マタイの召命』という作品です。