チェコ好きの日記

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本当のチェコ語の話をしよう 5分間のエキゾチック東欧気分!

私は大学から大学院にかけて、一時期、かなり本気でチェコ語を勉強していました。

授業や論文執筆の合間をぬって、週に1度マンツーマンのレッスンを受け、文章を読んだり、発音を矯正されたりしていました。

英語やフランス語、中国語など、日本人にとって習得することがメジャーな言語なら、書店に行けば単語・リスニング・リーディングと、たくさんの書籍が並んでいます。特に英語なんて、たくさんありすぎて何を買ったらいいのかわからなくなってしまうほどですよね。

しかし、日本人にとって、またおそらく世界的にもマイナー言語であるチェコ語は、そうはいきません。

辞書や参考書も片手で数えられるほどしか出版されていませんし、しかも値段が超高い。

私がマンツーマンでチェコ語を教えてくれる先生に出会えたのも、偶然というか、ほぼ奇跡のようなものでした。


そんなチェコ語ですが、日本人が習得する言語としては、何と世界の最難関レベルである、という噂を耳にしたことがあります。

基本は英語と同じアルファベットなので、アラビア語とかよりはマシだろうと思うのですが、勉強したことがある身としては、なるほど納得。チェコ語、確かに超難しいです。名詞とか動詞とか形容詞の変化の種類が、膨大にあるんですよ……。

なので、私も辞書を引きながらものすごい時間をかけて何とか少し文章が読める、くらいにしか上達しなかったチェコ語なのですが、このチェコ語っていうのは、何とも愛くるしい言語であることも、また事実なのです。

英語とか中国語とかイケイケドンドンなグローバルな言語とはちがい、何だかおとぎ話に出てくるような言葉に聞こえて、いかにも東欧!という雰囲気のローカルな感じで、あったかい紅茶が飲みたくなってくるような言語。
それが、チェコ語です。

というわけで今回は、5分間(たぶんそれくらい)で、そんな愛くるしいチェコ語の世界を味わっていただきたいと思います。

チェコ語を聞いてみよう


Až přijde kocour - YouTube

まずは、チェコ語ってどんなものなのか? 実際に聞いてみましょう。
上の動画は、ヴォイチェフ・ヤスニーの『猫に裁かれる人たち』という、かなりヘンテコな映画の冒頭部分なのですが、映画の話は今回はおいておきます。小太りのおじさんが話す、チェコ語の“響き”を聞いてみてほしいです。

注目したいのは、2分5秒くらいのところで、女の子がこちらに向かって何かさけぶ場面。
これを聞くと、「チェコ語って何てかわいいんだ!」と悶絶します。

あいさつと簡単な会話*1

で、次はチェコ語のあいさつと、簡単な会話。まわりに人がいない方は、ぜひ声に出していってみて下さい。絶対に、何か楽しくなってきます。マジです。

こんにちは Dobrý den!(ドブリー デン!)

この超基本のあいさつは、旅行でもたくさん使います。日本ではお店に入るとき、店員さんのほうはあいさつしてくれてもお客のほうはスルーですが、チェコではお客のほうもあいさつします。ちょっと重いドアを引きながら、あんまり愛想の良くない店員さんに向かって、Dobrý den!(ドブリー デン!)

すみません、トイレはどこですか? Promiňte, kde je záchod? (プロミンテ、グデ イェ ザーホド?)

私が、2番目に覚えたチェコ語がこちらです。だって、異国の地でトイレがピンチになったら困るでしょ。結局このフレーズは現地では使いませんでしたが、Promiňteは英語のExcuse me.にあたる言葉なので、この単語だけは旅行中も割と使いましたね。ちなみに、kdeは英語のwhereにあたる単語です。

ありがとう Děkuji! (ヂェクイ!)

トイレの場所を教えてもらったら、お礼をいいましょうね。

あなたは日本人ですか? Jste japonka? (イステ ヤポンカ?)

チェコの首都・プラハを歩いていると、こんなことを聞かれることがあるかもしれません。私は、聞かれませんでしたが。ちなみに、チェコ語は男性名詞・女性名詞があるので、Japonkaだと女性です。男性は、japonec(ヤポネツ)。間違われたら悲しいですね。

はい/いいえ ano・no/ ne(アノ・ノ/ ネ)

「日本人ですか?」と聞かれて、「はい」と答えるときは、anoかno、といいます。英語の感覚でつい「いいえ」のときに「no」といいたくなりますが、チェコ語では「no」は肯定の意味になるので注意です。日本語で「ハイハイ」っていうと何かだるそうに聞こえますが、チェコ語だと「アノアノ」。ほら、かわいいでしょ!?

指を喉につっこめ! Strč prst skrz krk! (スクルツ プルスト スクルス クルク!)

最後は、ちょっと遊び。チェコ語の早口言葉です。東京特許許可局的なノリで、できるだけ早くいってみましょう。
楽しい!!!

ちょっとだけ文法

英語だと、1人称、2人称の主語と、それぞれに使うbe動詞などを、中学生のはじめに習いますよね。チェコ語でもやはり、1人称、2人称の主語や、英語のbe動詞にあたる言葉があり、これを始めに覚えます。

こんな感じです。まずは主語。

1人称 2人称
単数 já(ヤー) ty(ティー)
複数 my(ミ) vy(ヴィ)

続いて、be動詞的なやつ。チェコ語では、být(ビート)動詞っていいます。

1人称 2人称
単数 jsem(イェセム) jsi(イシ)
複数 jsme(イスメ) jste(イステ)

これで自己紹介ができますね!

Já jsem japonka.
そうです、私は日本人。男性は、japonecっていってくださいね。

Ty jsi záchod.
えっ?

★★★

このエントリを書いていたら、長らく疎遠になっていたチェコ語を、また勉強したくなりました。

チェコ語の素敵な感じが、みなさんに少しでも伝われば幸いです。

Na shledanou (そんじゃーね)!

チェコに旅行に行ったときのエントリはこちら
プラハとウィーン(前編) - (チェコ好き)の日記

プラハとウィーン(後編) - (チェコ好き)の日記

チェコ語のしくみ

チェコ語のしくみ

*1:発音を一部修正しました。