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チェコ好きの日記

旅 読書 アート いいものいっぱい 毎日楽しい

喫煙者のみなさん。「最初の1本」って、覚えてるもんですか?

思ったこと

私は今までの人生で、1本もタバコを吸ったことがありません。

知りあいや職場の人にまで拡大すればもちろん喫煙者はまわりにいますが、身近な友人や家族はだれひとりとしてタバコを吸わない環境で生活してきたため、「タバコ」や「喫煙者」は、私のなかでずっと謎の存在であり続けています。

私が「タバコ」という文化について面白いなぁと思うのは、それが物心ついてから(成人してから)、自らの意志で、意図的にはじめた習慣であるということです。そういうのって、他にあんまりないですよね。お酒とかもそうかもしれないけど、お酒は量に差があってもまったく飲まない人っていないじゃないですか。でも、タバコは吸わない人はまったく吸わない。喫煙者と非喫煙者のラインがはっきりしているので、いったい両者を分けたものは何だったんだろうなぁとか考えるわけです。

喫煙者のみなさんは、きっと何かしら思うところがあってタバコを吸い始めたんだと思うんですが、その「思うところ」って具体的に何だったんでしょうか。それと、吸い始めたのは成人してから(のはず)なので、「最初の1本」を吸ったときのことを比較的はっきり記憶しているんじゃないかと思うのですが、その「最初の1本」、あるいはその後の2〜3本、あるいは吸い始めて1週間経ったときのこととか、喫煙者のみなさんが「非喫煙者」から「喫煙者」になっていく過程みたいなものにものすごく興味があります。早寝早起きを習慣にするのと、喫煙を習慣にするのとでは、何か決定的なちがいがあるものなのでしょうか。それとも、根本的にはそんなにちがわないのでしょうか。タバコって最初はそんなにおいしいものではないように思うんですが、「おいしい」と思うようになるまでにどれくらい時間がかかるものなんでしょうか。

さらに考えると、吸う人は20歳頃を境に一斉に吸い始めるじゃないですか。「30歳から吸い始めました」みたいな人って滅多にいないと思うのですが、それはどうしてかなぁとか。「タバコは20歳になってから」とはいうけれど、30歳になってから吸い始めても別にいいじゃないですか。“タバコを吸い始めたキッカケ”って、結局は好奇心とか「まわりがみんな吸っていたから」みたいなことになるんじゃないかと思うんですが、その好奇心やまわりへの同調が、20歳頃と親和性が高くて、30歳頃には薄れてしまうのはなぜなんでしょう?

かっこいいタバコ

非喫煙者の私が喫煙者にならなかった理由はただ1つ、「お金がかかりそうだと思ったから」です。もしタバコがタダ同然の値段で売られているものだったら、もしかしたら喫煙者になっていたかもしれません。いや、そんなことないかな。ケムケムした場所に遭遇した日は、家に帰ったあと、失礼ながらせっせとファ◯リーズさせてもらっています。

現実のタバコのケムリというのは、非喫煙者にとってはやはりできるだけ避けたいものです。しかし身勝手を承知でいうと、現実のケムリはあまり好きではなくても、映画のなかのケムリはとてもいいものです。日本では映画『風立ちぬ』で喫煙シーンが問題になったり、フランスではジャック・タチの映画のポスターから「パイプ」が消えて風車にされたりしているそうですが、ある時代のある国で、多くの人がタバコを吸っていたという事実と文化は、変えるべきではないと思うのです。

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※これはパイプですが、風車を吸いながら自転車に乗るって謎すぎる。


Vivre sa vie Trailer (Jean-Luc Godard, 1962) - YouTube
※女性の喫煙は嫌だという人も、ゴダールの映画でタバコを吸うアンナ・カリーナを悪くはいえないはず。

コーヒー&シガレッツ

タバコに次いで私にとって謎の存在であるのが、コーヒーです。

もちろん、私もコーヒーは飲みます。飲みますけど、紅茶があってココアがあってほうじ茶があってコーラがあって、いろいろな飲み物のなかの1つとしてあるのがコーヒーだと思っているんです。

しかし、ジャームッシュの映画じゃないけれど、タバコと一緒にやたらコーヒーを飲んでいる人がいます。あれは何ですか、相性がいいんですか? それとも、カフェイン中毒みたいになっているんでしょうか。百歩譲って中毒だとしても、たまには他の飲み物が飲みたいとは思わないのですか?

「コーヒー&シガレッツ」予告編 - YouTube

私の職場の上司が典型的な「コーヒー&シガレッツ」な人なんですけど、どちらもけっこう強烈なニオイが残るものなので、大丈夫かなと思うときがあります。ニオイが不快というわけではなくて、何かもう純粋に心配になるわけです。体に悪いんじゃないかと。

ま、ジャームッシュの映画だと思えばいいのか。私の上司はヴィヴィアン・ウェストウッドなんて着ないけどね。

★★★

世の中にはわからないことがたくさんあります。

でも、すべてを解明しようとせず、わからないことをわからないまま宙ぶらりんで残しておくのも、そんなに悪いもんじゃないよなぁと思いつつ、

私は今日も行く先々で出会う喫煙者のみなさんを、じぃっと観察しています。


inspired by
タバコを吸いながら言うのもなんだけど、最近タバコに嫌気が差している。 - 自省log