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チェコ好きの日記

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生産性を上げて、したいことは何ですか?

人気の話題にはその場で乗らずに、みんなが忘れた頃に1周おくれて乗るのが好きな私です。

一時期、「生産性」という単語がインターネット上で話題になりましたね。元になったのは、人気ブロガーであるちきりんさんの以下のエントリです。

「生産性の概念の欠如」がたぶんもっとも深刻 - Chikirinの日記

企業によってもだいぶカラーはちがうと思いますが、「長時間がんばった人」を評価しがちである日本人の労働観に疑問を呈するちきりんさんに、「そうはいっても……」と反論する方、「ですよねー!」と賛意を表する方、別の角度から「生産性」を論じてみる方……などなどで、この話題は盛り上がりを見せました。


自分の話をすると、私は「生産性はガンガン上げるべき」だと考えている派です。社会人になってからずっと、「いかに短時間でラクして終わらせるか」だけを考えて仕事をしてきました。ただ、「なぜ生産性を上げたいのか、上げるべきと考えているのか」って話になると、それは「早く帰りたいから」です。それ以上のことは、難しいのであまり深く考えてません。

具体的なことは書けませんが私の職場はちょっとブラックなところがあって(どこでもそうかもしれないけど)、もともと1人に割り振られている仕事量が「1人分」じゃなくて「1.3人分」くらいなんですよね。残業するのを前提にスケジュールを組んでいるという。だから、生産性を上げたところで終業時間より前に業務が終わるということはなく、ガンガン生産性を上げてやっと定時に終わるって感じです。なので、今は「定時or定時後30分」とかで退社している私も、始めの頃は連日連夜残業していました。

そんな感じで、最近は我ながらホワイトに勤務しているのですが、定時に仕事が終わってさっさと帰ろうとしているのなんて私くらいしかいないので、当然「残業して他人の作業を手伝え」みたいな雰囲気に少しなります。けど、「時間が来ちゃったから、私は帰ります……」みたいなことを謙虚にいい続けた結果、「手伝え」って雰囲気を出されなくなりました。それによってかよらずか、社内の私の評価は決して高くないんですけど、私は「残業して評価される」よりも「さっさと帰って評価されない」ほうを意識して選択しているので、別に不満は感じていないです。評価されないので出世とかは望みがなさそうなんですけど、それによって嫌味をいわれたり人間関係が悪くなったりしているわけではないので、いいかなと。独身で扶養家族とかいないから、そんな気楽なこといってられるんですけどね。

もっともっと生産性を上げられたらーー終業時間2時間前くらいに今の仕事を片付けられるようになったら、「他人の作業も手伝った上で定時に帰る」というスーパーなことをやってみたいですが、それにはもう少し時間がかかりそうです。

生産性を上げて、したいことは何ですか?

私がなぜ一貫して「早く帰る」という姿勢を貫いてきたのかというと、「家でやりたいことがあるから」です。「家でやりたいこと」っていうのは、後述しますけど、たいしたもんではないです。

日本人が生産性を重視しないのは、それが必ずしも評価に結びついたり、その結果で給与が上がったりしないからだ

という論調を、いくつかのエントリで見かけました。そして、それは確かにそうだと思うんですが、私個人の話をすると、生産性を上げたいのは「家でやりたいことがあるから」です。で、私の職場の範囲での話ですが、他の人はこの「家でやりたいこと」があまりない、もしくはあっても「仕事をすることで得る評価」や「仕事をすることで得る達成感」のほうをそれよりも大切にしているから、生産性をあまり重視しないんじゃないかと思いました。

ようは、「仕事」か、「個人の生活」かを天秤にかけたら、前者に傾く人が何だかんだいって日本は多いんじゃないかと。日本以外の国の人々がどういう価値観をもっているのかあまり詳しく知らないので、あくまでイメージですけどね、イメージ。日本では、「個人の生活」より、「仕事」のほうがみんな好きだし、面白いし、楽しいと思ってるんじゃないかな。そんなことないか。家族の扶養とかが目的に入ってくると、また全然ちがう話になりますしね。

ちなみに、私が「家でしたいこと」というのは、たくさんありすぎて書ききれないけど代表的なものは以下の2つです。

1・本を読む
ネットでもリアルでも、人に「よく本を読んでますね」といわれるんですけど、それは私が本の話をよくしているからであって、実際は全然読んでないです。というか、「読みたい本の量」と「実際読んでいる本の量」とを比較したら、前者のほうが圧倒的に多いのです。ペースがまったく追いついていません。

速読とか勉強すればいいのかもしれませんが、私が読みたい本の多くは「文学」なので、文学の速読って難しいだろうしそもそも文学を速読するのって何かちがうよなと思うので、ペースはこのままで読書の時間を多く確保したいんですよね。ドストエフスキーとかピンチョンとか読みたいです。塩野七生ローマ人の物語』を全巻読みたいです。あとは、大学とか大学院時代に読んでた、もうちょっと専門的な美術書とかも読みたいです。

2・寝る
いろいろなことがたくさんできそうなのでショートスリーパーに憧れていますが、残念ながら私はショートスリーパーの星の下には生まれなかったようで、それなりにいっぱい寝ないとすぐだるくなります。5〜6時間でもいいけど、本当は8時間は寝たい。それも疲れてとりあえず寝るみたいなドタバタした感じじゃなくて、寝具とかにこだわって枕もオーダーメイドにして落ち着いた気持ちでぐっすりゆっくり寝たい。そして朝は気持ちよく目覚めたい。


「家でやりたいことがあるから、早く帰る」を動機に生産性を上げるとなると、私が先ほど書いた〈終業時間2時間前くらいに今の仕事を片付けられるようになったら、「他人の作業も手伝った上で定時に帰る」というスーパーなことをやってみたい〉という発言と矛盾する気もするのですが(定時に帰るには、自分の仕事さえ終わればいいわけですからね)、私がこれに挑戦したいと思う理由は、自分の評価を上げたいというよりは、上司や同僚が辛そうだからです。いや、もっというと、私が正々堂々とさっさと帰りたいからですかね。ホワイトな職場になってほしいのです。

それか、今の勤務形態では絶対に不可能ですけど、同じ仕事量かプラスαの仕事量を週5日×8時間じゃなくて週4日×8時間で終わらせるから同じ給料くださいって思いますね。

仕事が嫌いなわけじゃないんです

こんなことを言い出すと、「もし経済的に可能なのであれば働かずにニートになりたいわけ?」って思われそうですが、私はたぶん自分はニート向いてないって考えています。根がナマケモノなので、無限に時間があると思うと無限にダラダラして、結局何もしなさそう。そして、経済的に困窮しなくても鬱になりそう。会社に勤めていると、「この時間は働いてね」っていう制約ができるので、そのおかげで規則正しい生活が送れてるみたいなところはある気がします。

あと、本は読みたいけど、本を読んでばっかりだとたぶんつまらなくなります。読書と仕事って使う頭の部分が全然ちがうので、どちらか片方だけが使いっぱなしになると、思考力が低下すると思うんですよね。仕事をすることで逆に読書のパフォーマンスや吸収力が上がるみたいなことが、私の場合はあり得る気がします。

それに、仕事そのものもそんなに嫌いなわけじゃないんです。「ここをこうしたらもっとちゃっちゃと終わるんじゃねぇの」みたいなことを考えるのは、楽しくもあります。

★★★

というわけで、久々にぶり返してみた「生産性」の話題ですが、みなさんは生産性を上げて何をしたいですか?

もしくは、上げずに何を得たいですか?