チェコ好きの日記

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【NYひとり旅/9】ニューヨークのお食事事情

まだ続いてます旅行記。

※もはや懐かしい1記事目

※前記事

ここまでニューヨークでの食事についてまったく触れてこなかったのですが、それは今回のエントリでまとめて書く予定だったからです。

ところで、これまで何事もなかったかのように平然と旅行記を書いてきましたが、日本出発前に何か悪いものでも食べたのか、私この旅行中ずっと正露丸が手放せなかったんですよね。去年もそうだったし、海外に行くとお腹こわすのは私のなかでもはや恒例行事となっています。生まれ変わったら胃腸の強い人になりたい。

そのため、本気でいいもの食べようと思ったらかなり美味しいものがあるはずのニューヨークで、全然たいしたものを食べられなかったのですが、その一部始終をここに記録しておきたいと思います。ちなみに、アメリカの食事はボリューミーな上、私は胃腸がぶっ壊れていたため、1日1食+ヨーグルトみたいな食生活でした。

1日目:サラベスのエッグベネディクト

まず1日目は、今流行のエッグベネディクトなるものを食してみようと思い、アッパー・ウエスト・サイドのサラベスに行ってみました。私がAirbnbで泊めてもらっていたホストの家はアッパー・イースト・サイドにあったので、セントラルパークを横切って朝のお散歩がてらここまで来ました。

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サラベスは「ニューヨークの朝食の女王」とかいわれているらしいですが、新宿とか代官山にも出店しているので、わざわざニューヨークで行く意味があるのかといわれると答えに窮すところです。まぁいい。

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私はですね、よく知人に「バカ舌」「バカ舌」といわれるんですけど、何食べても平等に美味しいと思っちゃうんですよね。バカ舌なので「ここのこれはここがちがってこう美味しい」みたいなことが一切いえないのです。サラベスのエッグベネディクトは美味しかったけど、その美味しさを描写せよといわれると困る。だから、ワインとかビールとか旬の食材とか、そういうものの美味しさをちゃんとわかって表現できる人ってめちゃくちゃ憧れます。

あと、途中で雨が降ってきたので雨宿りをしようとマクドナルドに入ってコーヒー飲んでいたんですが、アメリカのマクドナルド超こわい。なぜ飲食店をここまでハデハデギラギラにする必要があるのか。

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2日目:AURORAのハンバーガー

2日目の食事はブルックリンで。ニューヨーク(っていうかアメリカ)に来たらやっぱりハンバーガーは食べておこうと思いまして、バーガージョイントに行こうかとかシェイクシャックに行こうかとかいろいろ考えていたのですが、観光で歩き疲れてしまったので落ち着いたところで落ち着いたものを食べたい欲が高まってしまい、「HELLO BROOKLYN(ハロー・ブルックリン) (TWJ books)」にのっていたAURORAという落ち着いてそうなお店に行きました。

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ピークの時間帯をずらして行ったのが良かったのか、混雑していなくてのんびりできました。

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こちらはイタリアンのお店だったようなのですが、私は何も考えずハンバーガーを注文。出てきたハンバーガーはこじんまりとしたサイズで、小食な私にはちょうどよいサイズ。お店はキレイだしハンバーガーは上品だしで私は大満足だったのですが、ボリューミーなものをがっつきたい人には向かないかもしれません。でも、私は食事ってこれくらいでいいと思うんだよ……。

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3日目:MoMAのランチとGrand Central駅のオイスター・バー

3日目のランチはMoMAの5階にあったレストランで。暑すぎたり寒すぎたりしなければ、こちらは絶対外の席がいいと思います。MoMAの中庭を見ながら食事するのとても良いです。
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見た目はお洒落でこじんまりとしたランチですが、意外とボリューミーでした。

この3日目は、胃腸がわりと回復してきたこともあり、私は大学時代の恩師の「ニューヨークに行ったら生牡蠣を食え」という長年の教えに従うべく、GrandCentral駅にある有名なオイスター・バーにも行ってみました。

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何だかお寿司屋さんぽい。

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「生牡蠣食べる」といいつつ「2個かよ!」というかんじですが、正露丸を手放せない身であったにも関わらず生牡蠣に挑戦した、私の心意気を買って欲しい。

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私の大学時代の恩師がそうだったのですが、世の中には狂ったように生牡蠣が好きな「生ガキスト」といわれる(※私が命名した)人種がいます。彼らの話によると、生牡蠣というのはこの世で最も美しく贅沢で、かつそのためなら死をも厭わない至上の食材であるようなのですが、私はその「生牡蠣」にはなかなか出会えません。GrandCentralの生牡蠣は美味しかったけど、そのために死ねるかといわれると困る。生牡蠣の他にクラムチャウダーもいただいたのですが、私が出会った生牡蠣はまだまだ「この程度で死ねるかよ」というレベルのものでしかありません。

「生ガキスト」になる資格は先天的に備わっているもので、後天的にそれを身につけることは難しいのでしょうか? 私もいつか「これのためなら死んでもいい」と思える食べ物に出会いたいです。そして、生ガキストが語る幻の生牡蠣を求めて、今日も私は西へ東へ彷徨います。

4日目:ぶっとんだりんご飴

4日目のこの日はほぼ飛行機に乗っているだけだったのですが、ニューアーク・リバティ空港からシカゴのオヘア空港を乗り継いで成田へ帰ったので、そのオヘア空港での休憩中にこれを見つけました。

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このお菓子のカタマリ、中身はりんごです。日本の可愛らしいりんご飴と比べると情緒もクソもないかんじですが、そこがいい。「モヤさま」でさまぁ〜ずと狩野アナの3人が食べていたのは、あれはロサンゼルスでしたか。

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隣にいた小学生くらいの女の子(日本人)が「誰が食べるのコレ〜? ムリー!」といっていましたが、私は食べましたよ。りんごのまわり一面にキャラメルを塗り、さらにその上にM&M'sを一面に貼付けた高カロリーアメリカンりんご飴を。油っこいものや生モノは苦手ですが、甘いものはわりと耐性があるのです。

ニューヨークに旅行に行くことを知らせていた知人に、「何か頭悪そうなバカみたいに甘いもの食べてきて*1」というリクエストをもらっていたのですが、これで期待に応えることができたでしょうか。

おまけ

あと、海外ってスーパーに行くとけっこう面白いですよね。そんなにゆっくり見なかったんですが、お土産を買おうと入ったトレーダー・ジョーズという日本でいう成城石井的なポジションにあるスーパーは、野菜の陳列がとってもカラフルで楽しかったです。

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トレーダー・ジョーズでなくても、そのへんの露店で売っている果物もカラフル陳列。

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さて、まだ旅行記は続きます。旅行に行ったの8月中旬なのに、もう9月中旬になってしまいました……。

※こういうのが書いてみたかった

アメリカを食べ尽くせ!/米国訪問記(3)/サンフランシスコ、ニューヨーク、おすすめレストラン&カフェ - デマこい!

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牡蠣礼讃 (文春新書)

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*1:アメリカのことをバカにしているわけではありません。愛です。