チェコ好きの日記

もしかしたら木曜日の22時に更新されるかもしれないブログ

【3/29夜】女が語る魅力的な女の子 “百合短編集” 出版記念イベントをやります

百合短編集『Le cinq "S"』が先月のコミティアで無事に頒布できたことを記念して、創作メルティングポッドの東京メンバー(私、よぴこさん、オサナイさん)で、バーでしゃべるイベントをやります。詳細は以下。


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事前予約などは特にいらないので、当日の気分でふらっと来る感じで参加してくれたら嬉しいです。1人でも、お友達同士でも、カップルでも! 時間きっちりいなくても、途中参加・途中退場自由です。私は雑談が苦手なので、スケジュールにあるトークが終わったら1人で読書してるかもしれません……それくらいフリ〜ダムな感じでいこうかと思っています。3人でトークテーマについて話しているときも、興味ない話題のときは無視して本読んだりTwitterやったりしていただいて全然大丈夫です。あと『Le cinq "S"』もコミティアに引き続き販売しております。

トークテーマについて

『Le cinq "S"』は百合短編集なので、トークも「女の子」に関することです。

「リアルとフィクション、それぞれで魅力を感じる女の子」
「女の子との心地いい身体的距離」
「今後、創作でどんな女の子を描きたいか」

実は、昨年下半期からの個人的なテーマが「女の子ってなんなんだ!?」ということでもあったので、このテーマは私自身がどれも興味津々。(女の子っていうか、私の年齢的には「女性」だけど)


たとえば、私が『Le cinq "S"』で書いた『ミモザを』というタイトルの小説に出てくる女の子・真美と恵那は、男性のパートナーがいる、いわゆる"ノンケ”の女の子です。レズビアンバイセクシャルの女の子としては書かなかった。だけど、男性のパートナーがいる同士であるにも関わらず、互いへの執着がものすごいんです。彼女たちはキスもしていないし、セックスもしていないんだけど、精神的な繋がりという意味では、ある意味お互いのパートナーとの関係を越えている。彼女たちは女性同士だから側から見たら「友達」なんだけど、一般的な意味での「友達」の範疇におさまっていません。だけど、「友達」でも「恋人」でも「夫婦」でもない、もちろん「セフレ」でもない、そういう人間関係だってきっとあるのだろうと思って、私はこれを書きました。


それとは別に、私は女友達が少ないほうでは決してないと思うんだけど、振り返ると、「身体的距離」という意味ではわりと女性と距離を置きがちです。真美と恵那はお揃いのコスメを買ったり服の貸し借りをしたりするんだけど、私にはそういう女友達っていないんですよね。もう32歳なので、今さらそういう友達が欲しいというわけでもないんだけど、まあなんかちょっとした憧れはあるのかもしれません。小学生くらいまでは、私も女の子と手を繋いで下校したりしてたんだけどね。ノンケの私はいつの間にかそういうことを「男性とするもの」として生きてきてしまったけど、別に今でも女の子と手を繋いだっていいんだよなと小説を書きながら思いました。男性も、ゲイの人はもちろんだけど、ゲイじゃない男性同士だって手を繋いで歩くのいいと思うんだよね。


トークでは、よぴこさんや小山内さんの「身体的距離」についても聞いてみたいと思っています。お時間のある方は、ぜひ覗きに来てみてください。

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