チェコ好きの日記

だいたい木曜日の22時に更新されるブログ※9月までお休みします※

DRESSに寄稿しました/百合短編集イベントの御礼「女を楽しんで生きる」とは

DRESSに寄稿しました

DRESSで「平成の終わりに捨てたいもの」をテーマにエッセイを寄稿しました。なお、サムネで風にそよいでいるジャケットはイメージ画像ではなく、編集部で撮っていただいたわたくしの私物です(ちょっとシワがよってますね、恥ずかし〜〜)。これを捨てるんです。


p-dress.jp


私は旅行の計画を立てるのだけは好きだが人生における計画を立てるのは苦手、というか「何歳までに出産したいから何歳までに結婚を、何歳までにうんぬんかんぬん」系の話を聞くとシンプルに「よし、死のう」という気分になってきます。もちろんそういう考え方が性に合ってる人もいると思うので全否定はしないけど、少なくとも私はめちゃくちゃ相性が悪いので、これからも目標から逆算してうんぬんかんぬんする思想には中指を立ててゆきたい。


そういうわけで相変わらず中学生みたいな思想で生きているため「私の人生の真似はするなよ」と言うために書いた(?)のが上のエッセイですが、「ゴミだと思っていたものが宝になり、宝だと思っていたものが塵になる」はこの中で伝えたいいちばんのメッセージです。これは希望であり皮肉です。ゴミでしかないと思っていたものが宝になり、でもその宝だって、またゴミに戻ることがないとは限りません。何がどうなるかは死ぬまでわからない。だったら、ゴミだろうが宝だろうが関係なく愛せるものに、時間を使いたいですよね。

百合短編集イベントの御礼「女を楽しんで生きる」とは

それから先週の金曜日は、百合短編集のイベントにお越しいただいた方ありがとうございました。実は下記のページで動画が配信されている。

堤方4306 - 女が語る魅力的な女の子〜“百合短編集”出版記念イベント〜 | Facebook


個人的には、「女の子との身体的距離」のトークテーマが面白かったように思います。「連絡する頻度は?」「会えないとき、不安にならない?」「どうしたら相手を信じられる?」と完全に恋愛トークのようだが、私たちは……女友達の話をしている……!


そしてイベント後に、Twitterで「女を楽しんで生きる」とは何か、という質問をいただきました。


「女を楽しむ」とは何か。それはメイクやファッションを楽しむことなのか、はたまた恋愛を楽しむことなのか。まあ、メイクやファッションや恋愛は確かに女性のほうが興味あるのかもしれないけど、メイクはともかく、私より美容やファッションや恋愛が好きな男性ならそこらへんに普通にいるしなー、と思います。私は、興味ないとは言わないけど、ファッションなんか完全に脳の容量の無駄だと思ってるんで、AIに着るもの考えて欲しいもんね*1。もちろん人に良く見られたい欲はあるので、それなりに(私なりに)おしゃれもしているんだけど。AIとまではいかなくてもなるべく考える手間を省きたいので、パーソナルカラー診断も骨格診断もそのために受けました。


私の考えでは、人生における楽しみ方に男も女もないんじゃないかなと思っている。女性だからって理由でメイクやファッションや恋愛を楽しむ必要はないし、逆にそういうのを男性が楽しんだっていい。あるのは性別差ではなく個人差でしかない、と思います。


ただ、総じて、女性のほうがコミュニケーション能力が高いよなーとわりと身近なところでいつも感じています。私は女性にしては気が利かなかったり、相手の気持ちを読み取れなかったり、相手の意に反したリアクションをとったりするので、コミュニケーションに関してはどちらかというと男性側の視点からものを言ってるんですけど。


男性は、盛り上がったりノリを合わせたりするコミュニケーションができる人は多いけど、弱音を吐いたり、自己開示したり、「わからない」って正直に言ったり、そういうのが苦手な人がけっこういますよね。私は会社で女性の多いチームで働いているんですが、「今日はあんまり元気ないんだ、ごめん」とか言い合える空気があって居心地がとてもいいです(もちろんなぜ元気がないのかなんて、そんな野暮なことはお互い聞きません。話したければ話せるけど)。


少年マンガとかの影響が強いのか、世間では「男の友情は強い、女の友情は脆い」みたいなイメージがあるけれど、一概にそうも言えないですよね。私がもし男だったら、自分が元気なときとかノリを合わせられるときはいいけど、あんまり元気がなくて、それでも一緒にいてほしいときとか、仲良くしてほしいときとかはどうしたらいいのかと思う。たぶん、彼女や奥さんがいる人は、そういうのを女性に託しちゃってる(率が高い)気がします。彼女か奥さんがいないと詰む人は少なくないんじゃないか。


(※たぶん「パーッと飲もうぜ!」みたいなのはあるんだろうけど、パーッと飲む元気がないレベルでしゅんとしてるとき、めっちゃ生きづらそう。私はパーッと飲む元気がないレベルでしゅんとしてるとき、けっこうあります。しかも酒が飲めない)


なので、私が「女を楽しんで生きる」とは何か、に答えるとしたら。「元気がなくても、ノリが悪くても、能力がなくても、そういうのをまるっと包括できる女同士のつながりを楽しんだり、あとは男性に"まるっと包括"の可能性やお手本を提示していけるといいかもね」みたいなことを考えました。どうでしょうか。まあ、とはいえこれも女性的な男性もいるし男性的な女性もいるしで、結局は性差なんてたいした話じゃないんだけど。



今週は以上です。そろそろ(私は)旅行の季節です。

*1:自分の体のサイズとパーソナルカラー診断と骨格診断の結果と好みの系統と予算を入力したら適当にトレンドを加味して購入した服を勝手に家に配送してくれるサービス、あるいはそれをもとにクローゼットの中身をすべてデータ化した上で気温と天気を考慮してその日着る服を選んでくれるAI、真面目に10年以内に実現しそう。それが普通になってもなお「ファッションなんて脳の容量の無駄」と私が言い切るかどうかは自分でもわからなくて、案外「やっぱり自分で服を選びたい」とか言い出すのかもしれない。そうなったときに改めて、私たちは「装いとは何か」を考えなければならない次のフェーズの時代に突入するのでしょうね。