チェコ好きの日記

もしかしたら木曜日の22時に更新されるかもしれないブログ

11月のできごと 〜たまに書きたくなっちゃうブログ論〜

なかには嫌いな人もいるみたいですが、私は実はブログ論ってけっこう好きです。

映画のDVDに例えるならば、普段のエントリは本編ディスク。で、ブログ論や運営報告的なものは、特典ディスクに入っているメイキング映像。そんなふうに考えています。NGシーンとか見たくないですか? 撮影の合間に役者さんがお菓子食べてるところとか見たくないですか?

私は見たいです。撮影の舞台裏。

2013年の11月は、当ブログにとっていろいろなプチできごとがあった月でした。なので、だれにも求められてないけど自分が楽しいのでメイキング映像(文章)を作ることにしました。たまにこういうのやりたくなっちゃうんだよな。

11月のアクセスは……約11万PVでした

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11月で、初めてPVが10万をこえました。ホットエントリー入りした『村上春樹の「好き」「嫌い」はどこで分かれるのか? に関する一考察 - (チェコ好き)の日記』が頑張りました。なので、12月は10万はきっといかないだろう……(弱気)。

上記の村上春樹論は、アクセスをたくさん稼いでくれたわけですが、それとは関係なく、純粋に書いていてものすごく楽しかったエントリでした。どのエントリも書いているときは楽しいんですが、村上春樹論の楽しさはちょっと異常だったのです。「私はこういうのを書きたくてブログをやってんの!」って再確認できたエントリでした。コメント欄でもtwitterでもメールでも、好意的な反応をたくさんいただけて、ブロガー冥利に尽きるって感じでした……。ありがたい話です。

私は2012年の5月にこのブログを始めたんですが、開設して1年半でやっと10万PVをこえる*1というのは、まぁゆっくりしたペースなのかなと思います。本人がゆっくりしているからブログもゆっくりしているんでしょう。

これからもゆっくりのんびり運営していくことになるとは思うのですが、開設して1年半がたったところで1つ手応えを感じているのは、私が書きたいことがまっすぐ書けるようになってきているということです。文章力っていうよりは、表現力っていうのでしょうか。『芸術家は露出狂 - (チェコ好き)の日記』とかは、オチがちょっと微妙ですが、言いたいことがぱしっと的に当たった気がして気持ちよかったです。私はこれでなかなかPVも気にしている書き手なんですけど、何というか、それとは別にナイフが尖ってくる感覚というのは良いものです。いや、ナイフじゃなくてダーツか。

とりあえず、これからも的にぱしっと当てたいですね。ぱしっと。

コメント欄を閉鎖しました

11月の中旬に、コメント欄を閉鎖しました。きっかけは、ズイショさんの『燃えるやいなやアズスーンアズでコメント欄を畳んだ話 - ←ズイショ→』を読んだためです。「私も閉じる閉じる!」ということで閉じました。

決め手となったのはズイショさんのエントリですが、直接的な原因は、村上春樹論にコメントをたくさんもらいすぎてしまったことです。幸い9割が好意的なコメントだったので、炎上って感じでは全然なかったのですが、1つ1つに返信しようと思ってちまちまコメント返しをしていたら、キャパオーバーになってしまいました。コメントに返信しないって手もあると思うのですが、私としては書いてくれたものには返信したいんです。返せないなら閉じようと思ったわけです。

今回は炎上ではなかったからよかったものの(むしろうれしかったです。ありがとうございます)、もしこれが炎上だったら……と想像すると、チキンな私はびびってしまいました。私は炎上ポテンシャルはないはずなんですが、いつ何が起こるかわからないので、備えあれば憂いなし方式で閉鎖ということにしました。

BLOGOSの転載が始まりました

(チェコ好き)の記事一覧

11月は、実はひっそりとBLOGOSへの転載がスタートした月でもありました。だけど微妙な記事ばかり書いているせいか、まだ3つしか掲載されていません。BLOGOSって途中で「やっぱ転載やーめた」ってされちゃうことはあるのでしょうか? 少しドキドキしています……。

BLOGOSは、ブログを始めたばかりの頃に「ここに載れたらちょっとかっこいいかも」と思っていた場所なので、素直に喜んでいます。早くいっぱい記事が掲載されるようになりたいです。あの画面は寂しすぎます。

今後のゆめ 私は「すべらない話」をしたい

えっと、私はお笑いに全然くわしくないのでこの例が適切なのかどうか今ひとつわかりかねるのですが、数回だけテレビで『人志松本のすべらない話』を見たことがあります。サイコロで自分の目が出た芸人さんが、見事に「すべらない話」をしていて、その様子に「すげーな」と感心しました。

私が「すげーな」と思ったのは、芸人さんっていうのは“笑い”に対するアンテナが異常発達した人たちなんだな、ということがわかったからです。もちろんそれは自然に異常発達したわけではなくて、日々の訓練や努力によって芸人さんたちが自ら“異常発達させた”ものなんだと思うんですけど。要は、普通の人なら見逃してしまうような何でもないことを、あの人たちは異常発達したアンテナで見事にキャッチしてしまえるんだなーと思ったのです。

私がブログを書いている理由として、この「アンテナを異常発達させてみたい」っていうのがあります。もちろん私が発達させたいのは、“笑い”に対するアンテナではなくて、本とか美術とか映画とか、そういうものから何かを引っ張り出してくるアンテナなんですけど。何というか、もし人生のなかのある日に、サイコロで自分の目が出てしまったとき、何もウケることがいえなかったら嫌だなって思うんです。「何か面白い話して」っていう無茶ぶりに対して、「いや、この前ね……」ってすぐ返せる人になりたいなーと思っています。そしてそういう訓練が、ブログを通してできると思っています。

ちょっと今、朝起きたばかりで眠いので、話が抽象的すぎてわけわからないかもしれないですが……。

あと、私はブログのPVとか収益に関しては、「気にしているようで気にしていないようで気にしている」くらいの絶妙な距離感を持って接していきたいなと考えています。気にしすぎると落ち込むけど、気にしなさすぎるとダレるからです。

そんな感じで、これからも楽しくブログを書いていきたいです。

※私がお笑いのDVDを紹介するのはこれが最初で最後だろう

*1:PVが増えた要因として、はてな女子の影響はやはり少なからずあったと思います。