本日は、イベントの告知エントリです。
6/27(土)に、「隠居系男子」の鳥井弘文さん(@hirofumi21)、「My Favorite, Addict and Rhetoric Lovers Only」のファーさん(@fahrenheitize)と一緒に、トークイベントを行ないます。参加できるよ!という方は、以下のページから登録していただけると嬉しいです。
■イベント詳細
楽しく、ご機嫌で、刺激的な毎日を送るヒントとは何でしょうか?魅力的なブロガーは独自の視点で日常を切り取り、それを世間に発信しているように思います。
アート・サブカル系ブロガーとして読者の好奇心をくすぐり、不動の地位を築いている、チェコ好きさん。
株式会社Wasei代表として『灯台もと暮らし』『隠居系男子』で半歩先の視点を提供する、鳥井弘文さん。
恋愛を中心に人間関係を軸にした文章を発信しているブロガー・Webコラムニスト、ファーレンハイト。
一見、接点がないメンバーのようですが実はプライベートで交流している仲間でもあります。その媒介になっているのは、お互いが与える「刺激」。このイベントではそれをみなさんにおすそ分けできるような場になればと思っています。
テーマは「退屈、消費、恋愛。」
日常における楽しさも虚しさもこれらのキーワードが軸になっていると考え、これらをベースにトーク・イベントを行います。とはいえ、おカタイ内容だけではなく、ゆるーいアホ話もする予定です。3人であんなところに遊びに行っちゃった話とか。
また、今回は「観覧してくださった方たちとの交流」も大きな目的になっています。各ブロガーと読者との交流、読者同士の交流、それによる「刺激的な場」の提供ができればと思っています。
ふるってご参加いただけると嬉しいです。
■日時
6月27日(土)17時開場、17時半開演、21時終了(トークセッション+懇親会)
■参加費
3,000円(イベント観覧+懇親会) ※懇親会はドリンク(アルコールあり)を用意します。
■ドリンク提供
ガールズユニット「Uchila」さん。
今回はこれの宣伝と、イベント内容の解説を少し行なわさせてください。
「一見、接点がないメンバーのようですが」?
そうなんですよね。今回の登壇者3人の「主戦場」は、見事にバラバラです。私はいつもアートやサブカルチャーの話題、鳥井さんはウェブメディアの運営などに関する話題、ファーさんは恋愛や人間関係に関する話題を、ブログやその他コラムなどで扱っています。そんな3人の接点がいったいどこで生まれたんだ、という話になると、「あれ? どこでしたっけ?」と私も混乱してしまうのですが、お二人の文章やプライベートでするお話はとても示唆に富んでいて、私としては、見ているものが異なるからこそ気付かされる部分やヒントになる部分も多いのです。
そして、今回のイベントのいちばんの見所がまさに、その「主戦場」の異なりから生じるある種のズレ、視点AとBとCの交錯だと私は勝手に思っています。同じテーマを扱っている、そのテーマに強い人同士が登壇するイベントは珍しくないですが、今回みたいなちぐはぐな3人が話をする機会ってあんまりないんじゃないかなー、と思います。私が知らないだけかもしれませんが……。
また、今回のイベントでは上記のとおり、「各ブロガーと読者との交流、読者同士の交流」も大きな目的になっています。「3人のブログを全部読んでるよ!」という方にももちろんお越しいただきたいですが、「他の2人は知らない……」「チェコ好きってだれ」という方にもぜひ来てほしいな、と思っています。自分や、自分のまわりだけで考えていたら見つからないような視点や出会いを提供できる場になるよう、がんばるつもりです。
あと、「Uchila」さんのドリンクがすごくおしゃれで美味しいらしいです!
今回のテーマ「退屈、消費、恋愛」について
「恋愛」はファーさんの得意分野ですが、「退屈と消費」に関しては、私がこのブログで半年以上追いかけているテーマでもあります。
■『ここは退屈迎えに来て』ーーファスト風土の“退屈”から抜け出すには - (チェコ好き)の日記
■刺激と不幸を求めてしまうのはなぜ? 國分功一郎『暇と退屈の倫理学』 - (チェコ好き)の日記
なんでこのテーマを私はこうもしつこく考えているのか、という話も当日できればいいなと思っているのですが、まあ正直、1人だけだとどこかで行き詰るんですよね。3人で集まったときに、「最近ホットな話題は?」という話になり、私が「(最近っていうか、ここ半年くらいずっとだけど)”退屈と消費”です」とたどたどしく、まだ文章化できないようなことを語ってみたところ、お二人がそれを今回のイベントのテーマにしてくれました。それに恋愛をくっつけたわけですが、”退屈”と”消費”と”恋愛”、どれも現代を語る上でなかなか重要なキーワードなんじゃないかなと思っています。ちなみに、鳥井さんは万能な方なので、どんな話題でも面白い視点を提供してくれます。
ブログや連載のコラムは文章として残るし、オープンなものなので、それなりに「出来上がったもの」をみんな発表していると思うのですが、いってみればその「出来上がったもの」は、氷山の一角に過ぎないんですよね。その「出来上がったもの」の裏に、ボツになったアイディアや文章、まだ発表するに至っていない思考、そういうのが山ほどあるんです。それで、自分ではボツにしてしまったものでも、他人にとっては宝の山かもしれないし、表立って書けないことのなかにこそ面白いものが眠っていたりもします。それで、これはつい読書に走ってしまう私自身にもいえることですが、そういうものには自分の手と足を使って森をかきわけていかないと、到達できないと思っています。
なんでも検索できる時代だから、検索できないものの価値が高まるのだろう。と「灯台もと暮らし」のイベントで考えた - (チェコ好き)の日記
いろいろ書きましたが、とにかく様々なものをミックスした楽しい場にできたらいいなと思っています。会場でお会いしましょう!