チェコ好きの日記

もしかしたら木曜日の22時に更新されるかもしれないブログ

西欧

【読者寄稿】2年かけて西欧を旅してきたので、役に立った持ち物とか紹介する。

2年かけて、西欧を旅してきた。出発当時の僕は20歳で、今は22歳になっている。今回は寄稿という形でこの場を借りて、僕が2年かけて旅をしてきた中で、持ってきてよかった! と思ったモノを7つと、あと記憶に残っている旅のエピソードなんかも、いくつか紹介…

ノイエ・ザハリヒカイト 社会の「不安」が生み出す文化

わくわくする、どきどきする、うきうきする! そんな幸せな気分が、いついかなるときも素晴らしいものを生み出すとは限らず、かえってキッチュでくだらないものを生産してしまい、カルチャーの空白地帯になることがある。反対に、倦怠、不安、恐怖、嫉妬、絶…

「書いている」なんてレベルでは、まだまだ

私たちはだれでも、なんとなく、「ホンモノは、とても純粋だ」と思っている。お金が欲しいからとか、有名になりたいからとか、成功したいからとか、モテたいからとか、そういった感情のすべてを完全に否定するわけではない。でも、そういった感情はやっぱり…

Twitterのフォロワー数で抜かれたくない人

少し前、大学院時代の恩師がTwitterを始めたのを発見してしまい、ひそかに戦慄した。 フォローせずにそっと見守ろうかとも思ったが、それも卑怯な気がするし、私も私でこれで一応、毎日を精一杯に頑張っているのだ。何も恥ずかしいことなどない。それに、「…

浜松市楽器博物館で耳と体が変化する

妙な話から始めるのですけど、最近、薬物中毒になった人の体験談みたいなのをよく読んでいるんです。もちろん薬物にはいろいろな種類があるので、その効用はさまざまです。が、ある特定の薬物の作用で、一つだけものすごく心ときめいてしまうものがありまし…

廃墟のなかのルネ・マグリット@国立新美術館

国立新美術館でやっている、マグリット展に行ってきました。6月29日まで開催しているようなので、気になっている人はあと1ヶ月です。 http://magritte2015.jp/magritte2015.jp私はマグリット大好きなので、すぐ行こうすぐさま行こうと思っていたのに結局5月…

ほかのものは消えていい。なぜなら醜いから。

なんかどうかしてる小説っていうのは、とにかく冒頭とラストの破壊力がとんでもないものだと私は思っています。 大切なことは二つだけ。どんな流儀であれ、きれいな女の子相手の恋愛、そしてニューオ ーリンズの音楽、つまりデュ ーク・エリントンの音楽。 …

バルテュスの描く少女は、ポルノグラフィーか否か?

すっかり忘れていたのですが、もうすぐ終わってしまうので、東京都美術館の「バルテュス展」に行ってきました。バルテュスって日本では有名でないのか、私も名前以外あまり知らなかったんですが、どうやらピカソとならぶ現代フランスの巨匠だそうで、オーク…

“女のいない男” ジャン=リュック・ゴダールのミューズはだれか?

村上春樹がつい最近『女のいない男たち』という短編集を発表しましたが、そんな村上春樹自身は学生時代に結婚した奥さんとずっと一緒にいるわけで、ぜんぜん“女のいない男”じゃないんですよね。なのでちょっとずるいんじゃないの? とかも思うんですが、そん…

マルセル・デュシャンの便器が変えたもの

都内の美術館だと、私は東京都現代美術館とか原美術館が好きなんですが、何でかなぁと考えたら、たぶん比較的空いてるからじゃないかと思うんですよね。で、何で空いているかといえば、おそらくこれらの美術館が取り扱っている展示品が、「現代美術」だから…

夢って、意外に簡単に叶います。『ラファエル前派展』面白かった。

中学生のとき、美術の授業中に教科書をボ〜っと眺めていたら、ふと目にとまった絵がジョン・エヴァレット・ミレイの『オフィーリア』でした。目にとまった瞬間、「あ、これはやばい絵だ」と思った私はその場でシャキーンと凍り付いてしまい、「これは、いつ…

イギリスに行ったら、ターナーがけっこう好きになっちゃった話

現在、上野にある東京都美術館にて、『ターナー展』が開催されています。12月8日までやっているようです。 http://www.turner2013-14.jp/ターナーといえば、イギリスを代表する画家です。1775年、ロンドン生まれ。 『ヴァチカンから望むローマ、ラ・フォルナ…

「正直、人生ちょっと後悔してる」そんなあなたが読むべき本はこの1冊!

突然ですが、2013年のほぼ日手帳には、3月18日のページに、こんなことが書いてあります。2013年のほぼ日を持っている人は、ぜひ手に取って確認してみてください。 中学校を卒業するにあたって、小学校の時お世話になった先生方から ビデオレターを頂いた時、…

ロンドンひとり旅 テート・モダンへ、そして日本へ

ロンドン、ストーンヘンジ、バース、レイコック、オックスフォード、 たくさんの教会、美術館、食事、紅茶。お腹が痛くなったり胃がもたれたり、歩きすぎで踵が痛くなったりもしたけれど、気が付けば旅行も最終日。毎日食べていたホテルの何気ない朝食も、何…

ロンドンひとり旅 イギリスの紅茶は本当に美味しいのか?

前回は、イギリスの代表料理(?)フィッシュ・アンド・チップスや、エールビールについてのエントリを書きました。 ロンドンひとり旅 イギリスの料理は本当にまずいのか? - (チェコ好き)の日記さて、イギリスといえばもう1つ、「食」と聞いて忘れてはいけな…

ロンドンひとり旅 イギリスの料理は本当にまずいのか?

ちきりんさんの講演会レポートやほぼ日手帳2014の発売などでしばし中断していましたが、イギリス旅行記の再開です!ナショナル・ギャラリーと大英博物館の観光を終えて、翌日は、いよいよロンドン最終日となってしまいました。 ロンドンひとり旅 ついに来た…

ロンドンひとり旅 ついに来た!大英博物館

午前中にナショナル・ギャラリーを訪れ、本の中でしか知らなかったあの絵この絵に出会って、大満足だった私。 ロンドンひとり旅 あの絵この絵に出会う、ナショナル・ギャラリー! - チェコ好きの日記しかし、ロンドンに行ったのならば、ここに行かずしては、…

ロンドンひとり旅 あの絵この絵に出会う、ナショナル・ギャラリー!

2日連続でロンドンを出て、郊外の町へ日帰り旅行をしてみた前回、前々回。 ロンドンひとり旅 オックスフォードへ - チェコ好きの日記 ロンドンひとり旅 ストーンヘンジと、ローマ人の温泉 - チェコ好きの日記 翌日は再び、ロンドン市内の観光にもどりました…

ロンドンひとり旅 オックスフォードへ

ストーンヘンジ、バース、レイコックと、ロンドン近郊の名所や、小さな町をめぐった前回。 ロンドンひとり旅 ストーンヘンジと、ローマ人の温泉 - チェコ好きの日記その翌日も、私はまたまたロンドンをはなれ、バスを使って日帰りの旅に出ることにしました。…

ロンドンひとり旅 ストーンヘンジと、ローマ人の温泉

前回は、はるばるテート・ブリテンまでミレイの大作『オフィーリア』を見に行ったにも関わらず、結局会うことができずに挫折した……というところまでを書きました。 ロンドンひとり旅 オフィーリアに会いに行く! - チェコ好きの日記その後、まだ外は十分に明…

ロンドンひとり旅 オフィーリアに会いに行く!

前回は、ロンドン・ヒースロー空港に到着し、iPhoneの地図を見ながらアールズ・コートという駅にあるホテルにたどり着いたところまでと、ロンドンを旅行する上での基本情報などを書きました。 ロンドンひとり旅 イギリス旅行のキホン! - チェコ好きの日記さ…

ロンドンひとり旅 イギリス旅行のキホン!

前回に引き続き、本日からは本格的なロンドン旅行記です。 私がロンドンに行ってきた理由。 - チェコ好きの日記大半は個人的な体験の記録ですが、「今度イギリスに旅行(or出張)に行くことになった!」っていう方のために、役に立つような現地情報も含め、綴…

私がロンドンに行ってきた理由。

こんなものを書き残して1週間。 (チェコ好き)の日記は、夏季休暇に入ります。 - チェコ好きの日記飛行機を乗り継いで14時間以上、実は北海道の稚内市よりも北にある、ロンドンに5泊7日で出かけておりました。 日本が死ぬほど暑くて大変だったなか、こんなこ…

旅をすることで人生は変わる パリ編 最終回!

2010年、3月。就活をすっぽかして、イタリアとパリをめぐった半月。今回で何と8回目となる長期連載になってしまったのですが、いよいよ(?)最終回です。 フィレンツェから入り、シエナ、アッシジ、オルヴィエト、そしてローマと、ひたすら南下してきたイタリ…