チェコ好きの日記

もしかしたら木曜日の22時に更新されるかもしれないブログ

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」。

横浜トリエンナーレ2014っていう美術展が8月から11月3日(月)まで開催されているんですが、行こう行こうと思ってダラダラしていたらあっという間に10月下旬になってしまったので、先日ようやくこれに行ってきました。3年に1度開かれる横浜トリエンナーレ、…

「全部信じる必要はない」を教えてくれる高城剛

私のまわりの気になる方々で、ハイパーメディアクリエイター? の高城剛氏にシンパシーを感じているらしい人が多かったので、「どれどれ」と彼の本を数冊手にとってみました。読んでみたのは、『白本』、『私の名前は、高城剛。住所不定、職業不明』、『モノ…

宮台真司『愛のキャラバン』に見る、人間の2種類。

「人間は、2種類に分けることができる。○○な人間と、××な人間だ。」っていうフレーズはよく聞きますけども、私のなかで最近ヒットしたのは、『宮台真司・愛のキャラバン――恋愛砂漠を生き延びるための、たったひとつの方法』のなかで語られていた、以下の分け…

『ニンフォマニアック Vol.2』公開前に観た『メランコリア』

ラース・フォン・トリアー監督の『ニンフォマニアック Vol.1』が公開中です。中学生のときに『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を観たとき以来のトリアーファンである私は、公開初日にわくわくしながら観に行きました。こちらの映画の感想は、以前書いています…

自分に適した場所にたどり着くにはどうすればよい?

私が(チェコ好き)としてインターネット上で活動を始めたのは、2012年の5月です。では、それ以前はどこで何をしていたのかというと、少なくともインターネット上では、どこでも何もしていませんでした。アンチSNSな態度をとっていたので、Twitterもやってい…

『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』を読んだ

未だに電子書籍を読むのに適したタブレット端末的なものを持っていない私なんですが、その理由の1つに、「私が読みたい本の8割くらいはKindle版が出ていない」というのがあります。でもきっと、あと何年か待ったらこういう状況は改善され……というか、電子書…

『ニンフォマニアック』は、“女性のセクシュアリティの物語”ではない。

デンマークの鬼才、ラース・フォン・トリアーの新作映画『ニンフォマニアック』が公開になったので、公開初日にいそいそと観に行ってきました。本作は全体で4時間という大長編映画ですが、Vol.1とVol.2に分かれており、現段階ではまだVol.1のみの公開となっ…

コンテンツがどんどん短くなる世の中なので、「長回し」を撮れる映画監督はたぶん最強になる

タイトルでほぼ全ていってしまったので、以下は補足説明なんですけども。最近の流れを見ていると、多くの人に好まれるコンテンツというのは、どんどん短く、あるいは直感的に理解できるようなものへと変化してきているようです。文章であれば字数が少なけれ…

『優雅な生活が最高の復讐である』にブログのサブタイトルを変えようかと思った話。

以前「退屈は人を殺す『グレート・ギャツビー』と『ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック』 - (チェコ好き)の日記」というエントリを書いたとき、はてなブックマークのコメントで、スコット・フィッツジェラルドのフランス時代について書かれた『優雅な…

SNSは21世紀のコーヒーハウス?

私はもともとお酒は飲めない、タバコも吸わない、その他の嗜好品の類もあまり好まず、エンドレスで麦茶かウーロン茶を飲んでいるという面白味のない人間なのですが、最近自分のまわりでにわかにコーヒーが流行り出しているようなので、その流れにのって、生…

旅行に行けば行くほど、行きたい場所が増える罠

8月にニューヨークに旅行に行ったんですが、その旅行記を全11回にわたり、かなりしつこく書いてしまいました。 【NYひとり旅/1】成功と失敗談 AirbnbとUberの利用所感 - (チェコ好き)の日記 【NYひとり旅/2】メトロポリタン美術館の珍品と、「何でそれ作ろう…