チェコ好きの日記

もしかしたら木曜日の22時に更新されるかもしれないブログ

2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

二村ヒトシ『すべてはモテるためである』を読んでみた感想

すでにあちこちで評判になっている本だと思うのですが、AV監督である二村ヒトシさんの『すべてはモテるためである』を読んでみました。二村さんが「モテない男性」のために書いた、恋愛マニュアル本です。すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂)作者: 二村…

この世に完全なるオリジナルは存在しない

突然ですが、下の画像を見てください。 これは、チェコが生んだ奇才、ヤン・シュヴァンクマイエルの『ヴァイスマンとのピクニック』という短編映画の1ショットです。『ヴァイスマンとのピクニック』は、こちらのDVDに収録されています。ヤン・シュヴァンクマ…

マーラーを聴く

突如「クラシックに詳しくなりたい!」という願望を抱いた私。とにかくまずは、自分が知っていてなおかつ好きな作曲家の音楽から聴こうと思って、ここ1〜2ヵ月はずっとマーラーを聴き、本なども読んでみたりしました。私が聴いていたのは、マーラーの交響曲…

ほぼ日手帳でわかった 私は50%の人間です

12月も後半に入り、もうすぐ2013年も終わってしまいますね。ところでみなさんは、今年の1月に「2013年の目標」って立てましたか? 立てたという方は、その目標ってきちんと覚えているでしょうか? 私はほとんどのことにおいて大雑把な性格なのですが、なぜか…

(チェコ好き)の日記で売れた本ベスト10 2013年下半期

当ブログのAmazonアソシエイトランキングを作ってみました。2013年下半期(7月〜12月現在)の集計です。Kindle版の売り上げも考慮に入れています。 ……というと何だか味気ないですが、私がこのランキングを公開しようと思った理由は、このブログのAmazonアソ…

私がエンターテイメント系より芸術系映画が好きな2つの理由

私は映画が好きです。最近は映画を観ることにちょっと疲れてしまっているところもあるんですが、それでも映画は映画でやっぱり好きなんだと思います。ちなみにどういう映画が好きなのかというと、「チェコの60年代の映画」とかいうと狭すぎるので、ここでは…

極私的西村賢太論、あるいは文学の力について

以前私は『村上春樹の「好き」「嫌い」はどこで分かれるのか? に関する一考察 - (チェコ好き)の日記』というエントリを書いたのですが、そのなかで村上春樹と対比する作家として例に出したのが、西村賢太でした。そこでは、こんなふうに書いています。 でも…

あなたの美術の知識がどれくらいあるかを試す例題10問

美術出版社が主催している、「美術検定」という検定があります。美術作品への背景知識がどれくらいあるかをはかる、趣味検定です。出題範囲は、西洋・東洋、時代を問わず、いわゆる美術作品と呼ばれるものすべてが対象となり、幅広いです。 美術検定 私はゆ…

レズビアンとゲイとセツヤクエストの小話

自分自身のことをいうと、私はいわゆる「ノンケ」というやつであり、恋愛対象になるのはいつも男性です。しかし、学生時代に「セクシャルマイノリティを映画がどう扱っているのか」という問題に関心が高かった時期があり、青山のスパイラルホールで毎年開催…

11月のできごと 〜たまに書きたくなっちゃうブログ論〜

なかには嫌いな人もいるみたいですが、私は実はブログ論ってけっこう好きです。映画のDVDに例えるならば、普段のエントリは本編ディスク。で、ブログ論や運営報告的なものは、特典ディスクに入っているメイキング映像。そんなふうに考えています。NGシーンと…