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ブログを長く続けるには、書きながら見る景色が変わること、変えること #ブロフェス2014

ファーレンハイトさんにお誘いいただいたというのもあり、「2014 ブロガーズフェスティバル」に参加してきてみました。

2014 ブロガーズ・フェスティバルのお知らせ!(8/23土@東京)#ブロフェス2014 - My Favorite, Addict and Rhetoric Lovers Only

第1セッションは「MATCHA - 訪日外国人観光客向けWebマガジン」、第2セッションの時間でお昼ご飯を食べ、第3セッションで「株式会社はてな」を見て、懇親会は早退というのんびりペースでの参加でしたが、やっぱりいろいろなブログの「中の人」に会える・話せるというのは(人見知りの私でも)とても面白いです。「中の人」に会うと、私はいまだに「◯◯さんて架空の存在じゃなかったのか、ちゃんと実体があるのか……」とか思ってしまうんですけど、それも含めて何かと新鮮です。

私とかが参加レポートを書いていいのかな〜という気も若干するんですが、最近はてなブログで話題になっている「トピック「書き続ける」について」とも絡めて、ブロガーズフェスティバルの感想を書こうと思います。

個人ブログを起点にメディアを始めること

まず第1セッションでは「MATCHA」のお話を聞いたのですが、「MATCHA」を運営している青木優さん、鳥井弘文さん、お二人とも個人ブログをそれぞれ持っていて、ウェブマガジンである「MATCHA」とは別に、個人でも情報発信をされているんですね。

Hibilog | 世界一周と日常と考察ブログ
隠居系男子

私もお二人のブログはよく読んでいるのですが、たぶん「MATCHA」が軌道にのっているのは、それ自体が時流にのっているとか、いいメディアであるということももちろんあるんですけど、このお二人のブログの存在が少なからず影響してるんじゃないかなーと思いました。

大きなメディアであっても、実際は「中の人」が1つ1つ手作りしながら運営をしています。そうなると、その「中の人」がどんな人で、日々どんなことを考えていて、過去にどんなことをやってきた人なのか、それを見て(読んで)、「この人が何かやるんなら、きっと面白いだろう」と賛同して人が集まってきたり、拡散されたりすることがあると思うんですね。「MATCHA」は東急ハンズであったり、「テリヤキ|堀江貴文プロデュースのうまい店が探せるグルメサービスTERIYAKI」であったり、経産省であったり、いろいろなところから協賛を得たり連携したりしているんですが、これらに対して特に営業的なことはしていないそうなんです。ライター募集とかも含めて、もしお二人が個人ブログを持っていなくて、まったくのゼロの状態から「MATCHA」を立ち上げていたら、はたして今の状態にまでなっていたかな? と思います。

でももちろん、お二人とも最初から「MATCHAを立ち上げよう」と思ってブログをやり始めたわけではなくて、ただ何となく書いてみていたらそういうことがしたくなってそういう流れになってた、というのが正直なところだと思うんです。「個人の日記」でも「書評」でも何でもいいんですが、日常的に自分の好きなことや感じたことを書き続けるということが、どこで何につながるかわからない。そういう意味で私はやっぱり「個人ブログ」が好きだし、面白いもんだなと思いました。

やっぱり「はてなブロガー」が好き

続いて見学に行ったのが、私がいつも利用しているおなじみの「株式会社はてな」です。

「【はてなブログ×サイボウズ式】ブログの外に出る方法」と題して、2014ブロガーズフェスティバルに参加します #ブロフェス2014 - 週刊はてなブログ

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サイボウズ式のブロガーズ・コラムを書いている日野瑛太郎さん、ファーレンハイトさん、はせおやさいさんの3名のはてなブロガーが、「はてなブログ」を起点にどうやって連載を持ったり出版に至ったのか、というテーマで語ってくれました。実際はお三方ともわりと手法がバラバラ? で、そこが面白かったんですが、共通していたのはやはり「“伝わる”文章が書ける、という実績がある」ということなんだなーと思いました。

ブロガーズフェスティバルで最も多いのはおそらくWordPress系のブロガーだと思うので、そんななかでデザインとかガジェットにあまり興味がない(?)「はてなブロガー」は、珍しい存在なのではないかと思います。私もはてな歴が長いわけでは決してないので「はてなを語る」なんてことはできないんですが、「はてなブロガー」はとにかく「文章を書く」とか「伝える」ってことにプライドを持っている人が多い印象はあって、3名の登壇者の方にもそれを強く感じました。

私も泡沫ブロガーながら「文章を書く」ってことにはすごくこだわっているので、そういう「テキスト至上主義文化」みたいなのがきっと肌に合うんだろうな、と改めて思いました。いわゆる「ブロガー」界隈だと、1記事30分とかでキャッチーなものをさらっと書き上げる印象があるんですが、「はてなブロガー」は1記事3時間とか5時間とかかけて、文章やイラストを練って練ってこねくり回して放出してるみたいなイメージがあります。どっちが優れていて劣っているという話ではもちろんないんですが、個人的な好みとして、私はそういう文化のもとで頭角を現していった多くのはてなブロガーたちのファンだし、SEOとかデザインとかのことは脇に置いておいて、「書くこと」だけに集中できる環境を用意してくれた、株式会社はてなさんに感謝しています。

あとは、「はてなブログ」の最大の特徴といえばやっぱり「はてなブックマーク」で、これのきついコメントにやられてブログをやめてしまったという話もよく聞くんですが、3名の登壇者の方はそれぞれ自分のペースで「はてブ」と付き合ってるんだなと思いました。私自身は、「はてブ」にはもちろん欠点もあるけど、「読者が書き手を文章面でも知識面でもメンタル面でも鍛え、育てていく」、みたいな側面もあると思うので、まぁあまりきついことをいうのはやめてほしいなというのはあるんですが、基本的には好きな機能です。「はてブ」のメリットというと真っ先に「PVが稼げる」っていうところに話がいってしまうんですが、私は「メリットはそれだけじゃないよ」というのを声を大にしていいたい。

ブログを長く続けるには、書きながら見る景色が変わること、変えること

最後に、このブログを開設して丸2年、まだまだ「ブログを語る」なんてことはできない私が「ブログを書き続けるには」っていうテーマで何かいうとするなら、「書きながら見る景色が変わること、変えること」が続ける1つのポイントかな、と思いました。

個人ブログにはいろいろな考え方を持つ人がいて、数人読んでくれる人がいればよくてただ静かに淡々と書き続けたい人、連載や出版を目指してガンガン前に出ていきたい人、その中間くらいにいる人、いろいろいると思うんですけど、とにかくやっていて楽しくなかったら両者ともブログなんて続きません。じゃあ楽しく書くには具体的にはどうすればいいのかというと、書くという行為そのものに楽しみを見出せる人というのももちろんいるでしょうが、多くの人は何らかの「ご利益」がないと飽きちゃうと思うんですね。私もそうです。

その「ご利益」って何かというと、ブログを書いているなかでどんどん「見える景色が変わっていく」ということじゃないかと思うんです。それは必ずしも連載や出版の話をもらうことを意味しているわけじゃなくて、ブログをきっかけに知り合いができたとか、読む本の種類が変わったとか、文章が上手くなった(自分比)とか、何でもいいんですけど、「1年前の自分とは確実にここがちがう」っていえる何かをつかめると、ブログは続きやすいんじゃないかなと思いました。私はブログ1年目、2年目、3年目(今)で、ブログを通して見えている景色がまったくちがうので、面白いもんだなと思っています。来年の自分には、何でもいいから今の自分には想像もつかないようなものを見ていてほしいです。


ブログ論的なものを書くのって、こっ恥ずかしいのであまり好きじゃないんですが、ブロガーズフェスティバルはいろいろと刺激になるいい機会でした。「この人何だかんだいってブログ論大好きなんだな」というのがバレたかと思いますが、まぁいっか。

ブロガーズフェスティバルは毎年開催するものらしいので、首都圏にお住まいで「ブログ」に興味がある方はぜひ来年、行ってみるといいんじゃないでしょうか。