チェコ好きの日記

もしかしたら木曜日の22時に更新されるかもしれないブログ

アラフォーでまさかの二次創作デビューした独身女のその後

 またまた長らく、ブログを放置していました。ブログを放置しまくっている理由は、二次創作がまだまだ面白くて、そっちで小説ばっかり書いているからです。さすがに恥ずかしいため、というか基本的に女性向け二次創作はそのカプが好きな人じゃないとまったく面白くないため、「これが私のpixivです! どーん!」とリンクを貼ることはできないのですが、相変わらず楽しくやっています。


 最初に「【ご報告】同人女になりました」のブログを書いた日からもう2年が経ち……あれから、いろいろありました。たとえば、とらのあなでVISAとMasterが使えなくなったりとか……。

 私自身のことで言えば、人見知りすぎて最初は全然同人のお友達ができず、オンリーイベントなどの即売会のあとも1人でサッと片付けてすたすた帰るということをしばらくやっていたのですが、3年間もリアルイベントにちまちま出続けていたらさすがに顔を覚えられ、みんな恐る恐る(?)遊んでくれるようになりました。よかったー。

 同人のお友達は独身だったり既婚だったり子供がいたりいなかったりシングルマザーだったり、20代だったり30代だったり40代だったりしますが、特にライフスタイルの話はせず、喫茶店でコーヒーをがぶ飲みしながら「◯巻の第△話の⚫︎⚫︎⚫︎(キャラ名)のモノローグをどう解釈するか」みたいなことを4〜5時間くらい語り合っています。若い頃は私も人並みに「そうなのかな」と思ってビビっていたけれど、女性はライフステージが変わると子持ちは子持ち同士、独身は独身同士でしか話が合わなくなるなんてのは、どうやら婚活業者が考えた大嘘だったようです。「◯巻の第△話の⚫︎⚫︎⚫︎(キャラ名)のモノローグをどう解釈するか」だったら誰とでもコーヒーをがぶ飲みしながら4〜5時間語り合えるということが中年になってわかりました。つまり、お友達はライフステージに関係なくいつでも、何歳でもできるということです。そう、人見知りじゃなければ……(この点、私は最初の数年は危うかった)(うちのジャンルの女性陣が優しい人たちでよかった)。


 そして、とりあえず現実世界の属性やステータスは置いといて、互いの本名も知らないまま「◯巻の第△話の⚫︎⚫︎⚫︎(キャラ名)のモノローグをどう解釈するか」を4〜5時間語り合える、そういうコミュニティに出会えたことですごく人生の可能性が広がったし、こういう方向性のコミュニティが世の中にもっとあったほうがいいんじゃないか……みたいなことを5万字くらいで考えてまとめたエッセイ『中年女の二次創作 〜独身女、三十半ばにして推しカプができるの巻〜』を、文学フリマ東京39で頒布することにしました! 1年以上前から書く書く詐欺になっていたエッセイを、ようやく完成させることができました〜! スペースは【西3・4ホール と-16】です。サークル名はいつもの「創作メルティングポッド」です。

東京ビッグサイト 配置図
これは目次

 宣伝か〜い! と思ったそこのアナタ、まあ、このブログは確かに文フリの宣伝ではあるのですが、もうちょっと続きます。

 最近になって、「推し活」という言葉がだんだんマイナスの意味を持ち始めたように思います。「推し活」と言っても幅広く、私がやっているような漫画やアニメやゲームを原作とした二次創作もその範疇に入らないわけではないのだろうけど、多くの場合はアイドルや俳優にハマっていることのほうをメインで想定していることが多いのかな? よくわからん。マイナスの意味を持ち始めた理由は、グッズを大量に買わせたり、同じ舞台を何度も見に行かせたり、やっていることがだんだん「宗教」とか「歌舞伎町のホスト」みたいな感じになってきているから……だと認識しております。これは確かに健全とは言えない。私のいる界隈でもグッズのランダム商法(どのキャラが出るのか事前にわからないため、推しが出るまで何度もガチャのように買わせようとしてくる販売の仕方)がとても憎まれていたりします。

 でも、「お金を使わないとファンじゃないみたいだ、居心地が悪い」とか言って「推し活」に疲れていってしまう女性は……正直、そんなに見かけません。いや、もちろん私の視界に入っていなくて見落としているだけかもしれないので、界隈のどこにも絶対にいないゼロ人である! とまでは言い切れませんが。私のいるジャンルの年齢層が高く(だいたいアラフォー)、みんなそこそこ分別があるせいか、お金を使わないといけない義務感のような空気は特にありません。これだけ熱心に10万字だの15万字だのの小説を何本も書いて印刷し即売会で頒布している私も、実はこの3年間でオタク活動費に使った金額は多く見積もっても10万円を余裕で下回っております(印刷代は毎回ペイしているのでほぼプラスマイナスゼロ)。なので、「推し活」はすごくお金がかかるみたいな最近のイメージにはどうも違和感がある。お金をかけない推し活、できるけどなあ。というか、世間の空気とは逆に、オタクってお金のかからない趣味でいいなあとずっと思っていました。何せ私の30代前半までの趣味は海外旅行ですからね(原稿のやりすぎで行けないだけで今も海外旅行好きだけど)。それに比べるとオタクは……。

 私たちのコミュニティではなぜ「買いたい人だけが買えばいいのでは?」みたいな感じでゆるく活動することが許されているのかというと、1つにはやっぱりアラフォーがメインでそこまで趣味にお金をかけられないからというのがあると思うのですが、もう1つはこれが二次創作のコミュニティだから、ってのもある気がします。「消費」というよりは「創作」を軸につながっているコミュニティなので、お金をいくら使ったかよりも、「◯巻の第△話の⚫︎⚫︎⚫︎(キャラ名)のモノローグに関するあなたの解釈、いいですね……!」みたいな方向性のほうがマウントを取れる気がする。いや、別にマウントは取らなくてもいいのだが、同じジャンルにいる仲間に「あなたの解釈が好きだ」と言われたら、うちの界隈にいる女性たちはすごくすご〜く、みんな喜ぶと思います。そんなこと私も言われてぇ〜。

 と、ここまで書いて思いましたが、私もブログを始めてもう10年。いささかのポジショントークを含みつつ、「消費」ではなく「生産」せよ、「創作」せよ──という結論にいつも達してしまうのが、我ながら癖なのかもしれません。よく考えたら10年前も同じことを言ってましたな。

aniram-czech.hatenablog.com


 今回頒布するエッセイは、二次創作をやっている(読んでいる)女性にいちばん読んでほしいと思っていますが、二次創作をやっていなくても、20代〜50代の幅広い世代の女性、特に独身女性に手に取ってもらえたらいいなと思っています。30代半ばを過ぎた独身の女というのはどうも世間から「不幸」で「みじめ」であることを期待されているように思いますが、私の場合はめちゃくちゃ普通ですね。

 あ、サークル名はいつもの「創作メルティングポッド」となっておりますが、新刊の著者は私1人なのでスペースにいるのは私だけです。でも創作メルティングポッドの既刊も持っていきますので、過去作に興味を持ってくださる方もぜひ気軽にお立ち寄りください! あと新刊は年内にBOOTHでの通販も予定していますので、東京ビッグサイトに来られない方にも興味を持っていただけたら嬉しいです。ブログでもお知らせする予定ですが、「入荷お知らせメールを受け取る」をポチッとしていただくと在庫が入ったときに通知が届きます!

 もう一度言いますが、会場は東京ビッグサイトです。東京流通センターではありませんのでご注意ください(私が間違えそう)。

これは当日のお品書き! 既刊もあります。

【通販開始】文フリの本がBOOTHで買えるようになりました!

タイトルのとおりなのですが、2018年から活動しているサークル「創作メルティングポッド」が文学フリマで頒布していた本たちを、BOOTHでもお迎えいただけるようにしました!

soumel.booth.pm

完売してしまってすでに在庫がないものは対象外ですが、2019年くらいに出した本もあります。送料がかかってしまいますが、「あんしんBOOTHパック」で匿名配送に対応しております。直近5月に出した「趣味としての執筆/仕事としての読書」は在庫モリモリですのでご安心ください!

fireyamada.kodansha.co.jp

直近の本はゲスト執筆陣が超豪華でして、『死んだ山田と教室』でメフィスト賞を受賞した金子玲介さん、シナリオライターの廃原冷蔵庫さん、エロ小説家のDさん、ライターのウィルソン麻菜さんがエッセイを寄稿してくれています。

目次はこんな感じです!

〈趣味としての執筆〉
綾城さんと友達になりたかった私の話…チェコ好き
趣味としての執筆、再び…金子玲介
プロテウスの呪い、オケアノスの文フリ…廃原冷蔵庫
趣味としてのエロ小説執筆…D
私の趣味は「忘れる脳」に抗いながら生きること…ウィルソン麻菜
〈仕事としての読書〉
誠に申し訳ありません…あとーす
横断乱読のススメ…鈴木よぴこ
〈寄稿者より、おすすめの書籍の紹介〉
「趣味としての執筆」に役立つ書籍
「仕事としての読書」に役立つ書籍

寄稿者の一人、廃原冷蔵庫さんが感想を呟いてくれてます! 連ツイ以下、共感の嵐なのでツイート全部読んでほしい!

ゲスト寄稿者に加え、「創作メルティングポッド」のメンバーである私、あとーす氏、鈴木よぴこ氏も、全員「書くこと」を仕事にしている者。仕事でわざわざ文章を書いているのに、なぜわざわざ趣味でも文章を書くのか…というのが今回の本のコンセプトでした(あるいは、仕事で本を読むとはどういうことかという面も合わせて)。


「趣味の執筆」と「仕事の執筆」の間に「今のところ趣味ではあるけれど仕事になる可能性がそれなりに高い執筆」があって…という話をしている金子玲介さん、

「私の原稿がウケたら私の手柄、私の原稿がウケなかったらそれはOKを出したえらい人のせい」という予防線を張って専業創作クソ雑魚マンを自称する廃原冷蔵庫さん、

なぜ一銭にもならないエロ小説を書き続けるのかを語る、累計450万PVの長編エロ小説の作者であるDさん、

壊滅的だという記憶力に抗うために「書く瞑想」として日記を書き続けているウィルソン麻菜さん、

「趣味としての執筆/仕事としての読書」というコンセプトで原稿を募ったのに前者ばかりが集まってしまったので自身はやむなく後者で書くことになった今回の編集長・あとーす氏、

同じテーマの本を複数読むことで最大公約数の答えに近づくことができると説く鈴木よぴこ氏、

どれもすごく読み応えのあるエッセイになっていると自負しています。個人的には、私も二次創作小説を書いているので、エロ小説家のDさんにめちゃくちゃシンパシーを感じました。誰にどんな嫌なことを言われても、「でもお前、私よりエロい小説書けないだろ?」でマウンティングできてしまうので、エロ小説の執筆は自己肯定感の爆上げに非常に役立つのです! 

過去本も含め、ぜひぜひBOOTHのショップを覗いてみてください。ちなみに私が2022年から書く書く詐欺になっている10万字くらいになりそうな二次創作のエッセイは現在も鋭意執筆中です。2024年12月の文フリで出したいという気持ちは今でも持っています。

AMの連載でとり上げた本のまとめ(No.71〜80)おすすめ優先度付き

お久しぶりです。AMで連載している書評のまとめです。

以下は過去のぶん。
aniram-czech.hatenablog.com

AMの連載は隔週更新なので、つまり年間約24本の本を紹介していることになり、ということはこのまとめブログも年に2〜3回更新しないとペースが追いつかない計算になります。しかし私がめんどくさがりなので、今回まとめているのはだいたい2021年頃に公開したものです。さ、3年前かよ! ようやくコロナワクチンできたね〜みたいなあの頃の話です。連載100回を超えたら「祝!100回超え!」みたいな記念ブログを書きたかったのに、自分でも気づかないうちにぬるっと超えていたため何もできなかったという…。

第71回 人生に正しい選択は存在しない。「もしもあのとき」幻想に陥ったら読みたい一冊

おすすめ優先度 ★★★☆☆

「因果応報」的なものを、私はまったく信じていません。善き人に吉報が届くとは限らないし、悪しき人に凶事が降りかかるとも限らないのです。それどころか、善き人が不運に巻き込まれたり、悪しき人がその報いをぜんぜん受けなかったりなんてしょっちゅう。そうよ、この世は理不尽よ──という、地獄みたいな世界観で生きている私なのですが、逆に世の中というものにまったく期待していないからこそ、あんまりへこたれないのかもしれません。いいことをしてもいいことは起きないし、悪いことをしても悪いことが返ってくることはない。それなら、世の中の倫理や常識にとらわれず、ただ思うままに自分の好きに生きてみればいいじゃないの。と、『軽蔑』は別にそんな小説ではないのですが、3年前からこの考え方は変わっていないのだなと自分で再確認しました。

第72回 「声を出さずに上げるSOS」は日常のいたるところに存在する?そばにある不気味な穴

おすすめ優先度 ★★★☆☆

因果応報的なものはまったく信じていないけど、「人生は調子のいいときほど警戒しろ」みたいな警句はわりかし「そうかも」と思っている私です。レイモンド・カーヴァーのこの小説は、お金があって、仕事と地位があって、愛する妻と子供もいるミラクル強者男性が一瞬にして転落し、人生をわけわからん感じで棒に振る(ギリギリネタバレしてないつもりの言い方)というストーリーで、たぶんもう一回読んでもゾッとするんじゃないかな。たとえすべてを手に入れたとしても、天に召されるまで「アガリ」はやってこないのです。

第73回 「自分の人生、どうしてこうなった?」――何もかも捨てて、旅に出たくなったら

おすすめ優先度 ★★☆☆☆

「もう全部捨てて見知らぬ土地(ジョージアの田舎とか)で人生リセットしようかな」などという夢想を20代の頃は度々したものですが、そういえば30代以降はあまりこういうことは思わなくなったな。というか、この人生リセットの代替手段として私は長期海外旅行を定期的にやっていたわけですが、何十回も外国に行って帰ってくるのを繰り返しているとさすがに「旅を終えても人生がリセットされるわけではない」と脳が学ぶんですよね。現実的には「全部捨てて見知らぬ土地へ」なんてことができる人はかなり限られているので、だからこそ物語の中で擬似リセットをするんだ、という内容の記事です。

第74回 30代半ばで落ち込むのは「悪意なきほのぼの系の発信」だったりする。人間の多様性とは

おすすめ優先度 ★★★☆☆

これは今読み返すと我ながら「被害妄想が強すぎでは?」と率直に思いましたが、結婚や子育てをしないと一人前ではないという価値観はまだまだ強いです。先日も、「独身はマネジメントが下手くそなので管理職になるべきではない」みたいな投稿がXでバズっていて、「既婚者でも管理職になるべきではない人たくさんいますけどね!」と思いました。

どこで読んだのか忘れたけど(ごめんなさい)、これは「女性はマネジメントが下手くそなので管理職になるべきではない」と同じ思考の罠にハマっているんだろうと思います。女性の管理職や独身の管理職は数自体が少ないので、何か瑕疵があると、それを「女性だからだ!」「独身だからだ!」と属性のせいにしてしまう。一方、既婚男性の管理職は、数がものすごく多いので、何か瑕疵があってもそれは属性ではなく本人の特性のせいだとされるのです。

何においても、それは属性のせいではなく「その人自身がよかった/ダメだっただけ」と考えられるようになりたいね。

第75回 「いろんな価値観を認めることが多様性!」と言うけれど、価値観の問題だけじゃないかもしれない

おすすめ優先度 ★★★★☆

私が人生で初めて就職活動を行った大学生のときにはなかった「第二新卒」というカテゴリが、すっかり世の中に浸透したなあと思います。しかし年金の支給開始が遅れるのがほぼ確定している今の時代、私たちはたぶん70歳くらいまで働かなくてはいけません。とすると、大学卒業が22歳だとして、およそ48年間も労働者として過ごさなければいけないので、未経験職種への転職は20代までね! というのはなかなか酷ではないか。第三新卒、第四新卒くらいの枠まであっていいのではないか。40代後半くらいから新しいことに挑戦するのもアリな社会にしないか!?

ということをつらつらと考え、これがアリになったら世の中の専業主婦叩きもなくなるのではないかと思いました。子育てが終わってからでも仕事人間に復帰可能(もちろん復帰しなくてもOK)にしよう。

第76回 「夫婦やパートナーのあり方は人それぞれ」の、その一歩先を考える

おすすめ優先度 ★★★★☆

これを書いたとき、世の中にはまだ「生成AI」というものが登場していませんでした。しかしかのAIの登場によって、これまでロボットではできないとされていた「音楽を作る」「絵を描く」「小説を書く」などのクリエイティブな仕事のほうがAIにとられるかも……という事態になり、人間に最後に残されるのはむしろケア労働かもね、みたいな雰囲気にもなってきたと思います。「送迎」とか「オムツを換える」みたいなことができるロボットは、まだ登場しなさそうだもんなあ。テクノロジーの進化によって世の中の前提が変わるのって面白いし、私自身も損するのか得するのかわからないけど、揺蕩いながらそれらに巻き込まれていたいと思います。

第77回 耐えがたいのは自分が「平凡でぱっとしない人間」だと知ること――『パチンコ』が描く意味

おすすめ優先度 ★★★★☆

ここでおすすめしている『パチンコ』はまず、小説としてエンタメとして圧倒的に面白かったんですよね。一気に読んだ。そしてコラムにも書いたように、娘思いの、我慢強い、働き者の、優しい母親だったヤンジンが、死の間際に娘のソンジャに罵声を浴びせるのが本当に怖かった。

「あいつ性格悪いんだよな」と普段から思われているくらいの人のほうが、年取って認知能力が下がったときのギャップが少なくて済むのでむしろ健全ということありませんかね。露悪的に振る舞う必要はないし、なるべく「いい人」でありたいですが、あまり自分を抑圧しすぎず、適度に毒を吐いとくくらいでちょうどいいのかもしれません。

第78回 男性も(比喩ではなく)授乳できる!――『人間の性はなぜ奇妙に進化したのか』から見えてくること

おすすめ優先度 ★★★★☆

私は「早く人工子宮ができるといいなあ」と思っている生命冒涜野郎でございます。そうしたらベビーはすべて試験管から生まれてくるので女性が家庭とキャリアを天秤にかけて悩む必要がなくなるし、ゲイのカップルが子供を持ちたいと思ったときなども、代理母の議論をしなくて済むからです。どうしても生命を冒涜したくないというのなら、村田沙耶香の『消滅世界』みたいに、カップルの話し合い次第で男性が胎内に子宮を抱えて妊娠してもいい。あるいはアーシュラ・K・ル・グィンの『闇の左手』みたいに、どちらが妊娠するかランダムに決まる仕組みにしよう。そうすれば、レイプもナンパもなくなるかも…?

本書によると男性でも授乳が可能だということなので、早く実現してほしいですね。「何らかの環境変化が原因で女性による授乳が困難になったときのためのバックアップ」機能を使うそのタイミングは、近づいているように思えます。

第79回 人生に行き詰まると小説を書きだす私が『小説のように』から気付かされたこと

おすすめ優先度 ★★★★☆

このコラムは、ちょうどpixivに小説をアップし出した頃に書いたもの。小説は今も書いているので、私は2021年から今に至るまでずっと人生に行き詰まっているのでしょうか。いや、3年も続いているのでさすがに「ただの趣味」ということにしたい。このときは、まさかこんなに長く続けて、数は少ないけど界隈で友達もできることになるなんて思わなかったんです。

第80回 「書きたい、何か書きたい」というピュアな衝動から自分の性癖に気づけたりする

おすすめ優先度 ★★☆☆☆

二次創作の世界には、仕事と家庭と育児でキャパがパンパンになりながらも創作をやっている女性がけっこうな割合でいます。ただでさえ大変なのになんで創作なんかやるのかというと、好きな漫画を読んでいる時間が、好きなキャラを愛でている時間が、推しについて同好の者たちと語り合う時間が、彼女たちにとって自分が自分であるためのとても大切な時間だからです。いざこざやトラブルがないわけではないけれど、「こんなことしても何にもならない、でも自分にとって必要なんだ」とわけのわからない衝動に駆られて創作をやっている女たちの空間が、私はやっぱり好きなんですよね。

続く(近況)

文学フリマでの出展を目指して二次創作に関するエッセイを書いているんですが、当初考えていたよりも難しくて難航しています。コミケの歴史とか振り返り始めるとキリがないし、そもそも私は新参オタクであって古参文化には詳しくない。そんな私が歴史を振り返ったり考察をし始めるとたぶん普通に間違えるので、あくまでエッセイにして自分の体験を中心に書かないと破綻するぞ! とわかってはいるのですが、どうしても歴史とか考察系に首を突っ込みたくなってしまうんですよね。まあ、気長にやっています。

なお、二次創作は今も絶賛ハマリ中です。このブログももう少し更新したいと思っています。

11/11 文学フリマ東京37【す-14】で、「お金が欲しい!」アンソロジーを出します!

 こんばんは。またまた久しぶりのブログ更新になってしまいましたがお知らせです。11/11(土)、東京流通センターにて開催される「文学フリマ東京37」にて、何気に2018年より活動しているお馴染みのサークル「創作メルティングポッド」が出展します。今回のテーマは「お金が欲しい!」

表紙と裏表紙はこんな感じだよ。チェコ好きがcanvaで自作しました


 執筆陣3名のお金にまつわるエッセイのほか、私は「はじめに」と「おわりに」を担当し、なぜ今回の新刊のテーマを「お金が欲しい!」にしようと思ったのか、けっこう赤裸々に綴っています。目次はこんな感じ! お金にまつわるみんなのおすすめ書籍のコーナーもあります。

  • はじめに…チェコ好き                 
  • たった1時間の作業で400万円稼げちゃいます♪…あとーす
  • 卵子凍結をやめて海外留学を選んだ31歳の話をしよう…立花実咲
  • 夫婦間のお金の公平感って、どうやったら生まれるんだ?…小山内彩希
  • お金が欲しいみんなのおすすめ書籍 
  • おわりに 友達の貯金額を知ってしまった日…チェコ好き


 もっと詳しい内容を知りたいと思っていただける方はこちらもどうぞ。「電子書籍アフィリエイトで一撃400万円を稼いだ話」はきっとここでしか読めませんぞ!


blog.goo.ne.jp


 本当は、こちらのアンソロジーに加えて私の個人本も出そうと思っていたのですが、そちらは落としました! 無念!

 でも、冒頭部分を無料配布として希望の方に押し付ける予定なので、文フリ東京38か39に出るかもしれないものとしてお持ち帰りいただけたら幸いです。相変わらず2次創作がめちゃくちゃ楽しいので、1年前に書いたこのブログをボリューム10倍くらいにしたエッセイ集を出そうとしていたんです。


aniram-czech.hatenablog.com


 最近の私の執筆活動、ほぼAMの更新しかないけど、裏でめっっちゃ書いてるんで! 年間30万字くらい書いてるんで! 東京流通センターに年4〜5回行ってるんで! 東京流通センターにそんなに行く人いなくないか? 1次創作と2次創作を両方やるとこうなってしまうのです。もう間違って快速の羽田空港行きに乗ることもないし乗り換えもバッチリ。あ、東京ビッグサイトにも行っています。出展サークルが増え続け、文学フリマも次からはビッグサイトのようですね。

無料配布のサンプル

 ほか、楽しいくじ(無料)なども実施する予定。気軽に遊びに来てくださいね! 

 スペースは【す-14】です!










 

AMの連載でとり上げた本のまとめ(No.61〜70)おすすめ優先度付き

AMでの連載を2018年から始めて、気がつけばもう5年も経っていた。隔週連載でずっとやっているので、連載回数・紹介した本はそれぞれもう100回・100冊を超えている。まとめるのをだいぶサボっていたけど、いや〜我ながらよくやっているものですね!

本人は毎回全力で書いてはいるのだけど、それでも隔週×5年なので、毎回毎回大ヒット! 大バズり! 超おもしろ! というわけにはもちろんいかない。書き終わった直後に我ながら「お、おう」と思ってしまった回も、正直ある。だけど、久しぶりに1〜2年前に書いたものを読み返してみると……え、これけっこう面白くないですか???

書き終わった直後はまだ「私が書いた文章」なのだが、1年以上経つとすっかり「知らん誰かが書いた文章」になっていて(※忘れっぽいため)、それを読み直してみて「なかなかいいこと書いてるじゃん」と思えるのは、書き手として幸福なことなのだろう。まあ、「こいつ未熟だな〜」と過去の自分に対して思うこともあるけれど、それはそれ。

もうSNSでバズってPVを稼ぐ時代では完全になくなっていて、私が書いたものもTwitterなどではほとんど反響がない。それでもニュースアプリに転載されたりするとそこそこの閲覧数があるみたいなので、まあ、こういう穏やかな読まれ方で当分はいいのかなと思う。何か新しいことをやってみたい気もしなくはないけど、まだまだ二次創作が忙しいのと、あとは、まとまった文章を書いてインターネットよりは文学フリマで出したい気持ちが今は強い。そんな近況です。11月の文学フリマでまた出展する予定なので、詳細が決まったら改めてお知らせします。

第61回 「無知と傲慢の混ぜ合わせ」が広がっていた――ツイッターで失言が生まれる原因を考える

おすすめ優先度 ★★★☆☆

2020年、まだまだコロナ禍の真っ只中で先が見えなかった頃の記事。そうなんです、私は人を見る目がないので、ブログ経由で知り合った人とオフ会などで会ってみて「ネットでは尖ってるけど会ったらけっこういい人だったなァ」ってしょっちゅう思っていましたね。冒頭を読んで、あまりに正直なので自分で笑ってしまった。目の前の人に対してなら想像力も働くけど、遠く離れた人へ想像力を働かせるのは難しい。なるほどなと思いました(3年前の自分はもはや他人なので普通に感心している)。

第62回 安心安全の「女だけの街」はうまくいくか?いかないか?選ばれし者の“理想郷”が破綻するとき

おすすめ優先度 ★★★★☆

一時期インターネットで怒られまくった「女だけの街」。自分が問答無用で排除される場所があると聞くと心穏やかではない気持ちはけっこうわかるのだが、ギリシャのアトス島は宗教上の理由で「男だけの島」なので、男だけの島があるなら女だけの街があってもいいじゃんと私は思いました(え、論点そこじゃない!?)。力仕事どうすんねんみたいな論争があるみたいだけど、普通に女性がやればいいと思うね。

第63回 恋愛の大事故はないけどモヤッとする…30代の原因不明の満たされなさ

おすすめ優先度 ★★★★★

「あの頃のアレ、なんだったんだろな〜」とは今もずっと思っている。不治の病のようにみんなが言っていたアレ、全然治る病だったじゃん! 嘘つき! と思っている。まあ、渦中にいるときはこれがずっと続くもんだと思っちゃうもんだから、仕方ないのかもしれないが。ちなみに私は20代後半の頃から冷めまくりのスタンスが変わっていない。これはこれでどうなんだと思うが、平常運転です。

第64回 2020年、何もできなかったーーライフイベントがない日常の見つめ方『ひみつのしつもん』

おすすめ優先度 ★★★☆☆

頭に油を垂らせばすべて解決するのでは!? とか考えているあたりが私らしくアホで微笑ましい(自分で言う)。今は2023年で、海外旅行にも行けるようになって私の旅も復活したが、本質的にはここで書いたような「何も面白いこともイベントもない日々をどう過ごすか」が今後もずっと大切になってくるような気がします。そんな私は今日、南勝久の『ナニワトモアレ』が無料だったので読んでいたのですが、ヤンキーっていつくらいからカッコイイものじゃなくなったんだろう、というか昔はなぜこの世界がカッコよかったんだろう、みたいなことをずっと考えていました。

第65回 新たな発見か、または説教臭さを感じるか……15年越しに教科書の作品を読んでみたら

おすすめ優先度 ★★★☆☆

本編よりも、私の薄すぎる郷土愛の話が面白い(と思う)。そういえば、九州出身の男性と結婚した同級生が「九州怖い、家族というか親族との一体感みたいなものが強すぎて……」みたいなことをボヤいていたが、やっぱり神奈川県民て郷土愛薄いし家族とか親族に対してかなりクールですよね? 私や私の周囲だけがそうなのか?? まあ、私はその中でも特に冷ややかすぎるのだが。

第66回 なぜテロリストに?子あり/なしに関わらず考えたい「次の世代」との向き合い方

おすすめ優先度 ★★★☆☆

子供に愛情を注ぐのが無意味だとかはまったく思っていないのだが、人間はもっと深いところで親よりも濃く「世界」からの影響を受けるものであり、結局はコントロールしようと思っても無駄、みたいな価値観が私の中ではかなり強い。一方で、数年前に銀座にシリアルキラー展を見に行ったとき、残虐な事件を起こすシリアルキラーはたいてい子供時代がすごく悲惨だったことも覚えている。個人に何がどこまで影響を与えるのか、とかは今でもまあまあ興味があるトピックかも。

第67回 太宰治『待つ』を読んで、スピリチュアルグッズに使う年間予算は5万円までと決めた話

おすすめ優先度 ★★★★★

金と人間関係と健康を失ったらおしまいだと結論部分に書いているが、金と人間関係と健康ってほぼ人生のすべてでは。で、金と人間関係と健康に深刻なダメージを負わせない年間5万円くらいまでならちょっとくらい変なものにハマってもいいんじゃないかって話ですね。私はパワーストーンも水素水も買ったことはないけど、セージとパロサントなら買ったことがある。でもセージの匂いはちょっと苦手で、パロサントの匂いは嫌いじゃないけど同じ木ならヒバとかヒノキの香りのほうが好き。1回焚いたら気が済みました。

第68回 「子供に将来、どんな大人になってほしい?」――マイノリティを受け入れることが“できない”側の物語

おすすめ優先度 ★★★★☆

冒頭で書いたこのエッセイのお母さん、私いまだに苦手だわ〜と思いました。そういえば先日『怪物』を観て、安藤サクラ演じるお母さんが子供に「普通でいいんだよ」と優しく話しかけるシーンがあったけど、その普通が自分には叶えられないとわかっているから、子供は追い詰められていく。あの気持ち悪さに通じるものがある。世の中には悪意を持ってこちらを傷つけようとしてくる人ってそんなにいなくて、たいていはこういうただの無自覚が人を追い詰めていくよね。そして肝心の小説のほうは、「親子はわかり合えない」という結末で終わっているのが当時も今もやっぱり非常にいいなと思います。

第69回 マリファナはなぜ危険ドラッグとされたのか?をたどると意外な世界が見えてくる『真面目にマリファナの話をしよう』

おすすめ優先度 ★★★★☆

CBDオイル、いまだに塗るのは試したけれど飲んだことはない。なぜかというと高いからです。それならイブ飲んでればよくない? と思ってしまう。でも選択肢は多いほうがいいので、早く合法化するなりなんなりして、もっと安価に大麻の成分が流通するようになればいいなと思います。個人的には、自然派系の何かを使うことで体調が改善した経験が一切ないので、今でもばんばんケミカルなものを使っています。

第70回 「40歳を過ぎてもなお素敵な女性」と村上春樹は言う。どんな女性のこと?

おすすめ優先度 ★★★★☆

読み直してみたところ、私が考える「40歳を過ぎてもなお素敵な女性」は、「世の中に対して疑問を持ち続ける女性」「屈折したユーモアを駆使して相手が勝手にボロを出すのを待つことができる女性」のことらしいです。真正面から闘う人も素敵ですが、私自身はそういうのは向いていないので、確かにここにあるような「皮肉を言いまくって相手をイライラさせ、向こうが勝手にボロを出すのを待つ」という戦法が向いていそう。せこいですか!? いいんだよ、せこく卑怯に生きよう!

続く

以上、2021年3月までのまとめでした。連載が溜まっているので、ブログはまたそのうち更新されるでしょう。(天気予報風)