チェコ好きの日記

もしかしたら木曜日の22時に更新されるかもしれないブログ

美術検定 はたしてこれは受かるのか。

これは何でしょう。

美術検定のテキスト&問題集です。
買っちゃいました。

美術検定とは

以前から、横浜美術館のミュージアムショップにおいてある美術検定のテキストが気になっていた私。
美術検定とは何でしょう。公式サイトには、以下のように書いてあります。

「成熟した美術鑑賞者」を目指すあなたへ

美術は、作品を創った人の意思を感じとり、その背景にある歴史をひもとく「みる力」を持った人たちによって、支えられ育まれてきました。そんな美術の情報という引き出しを多く持ち、作品の観察力を深め、そして美術から得た感動を多くの人に伝えていく…美術と人々、社会をつなぎ、美術でより豊かな人生を送る「成熟した美術鑑賞者」を目指すあなたを、公立美術館132館が加盟する美術館連絡協議会と協力しながら応援する検定です。

要は、細々とした美術史の知識とかがどれくらいあるかを測る検定ってことだと思います。

4〜1級まであり、レベルはそれぞれこんな感じ。(公式サイトより一部抜粋)

4級−西洋美術・日本美術の名作を知る
西洋美術・日本美術史の中から、代表的な作品や作家などについて問われる。
→美術に興味があって、これから勉強をはじめてみたい!っていう人向け

3級−西洋美術・日本美術の歴史的な流れを理解する
西洋美術・日本美術史に登場する作品や作家だけでなく、美術の動向や形式、時代背景など、歴史的な流れについても問われる。
→ある程度の美術史や作家、歴史は頭に入ってるよって人向け

2級−幅広い美術に関する情報や知識、美術鑑賞の場の社会的役割や歴史などを理解する
 西洋美術・日本美術史の基本的な知識や情報を始め、建築工芸や技法、写真映像、現代美術、美術館など幅広い美術の知識がマークシート問題で問われる。また、社会と美術史、作品との関連を踏まえて、美術鑑賞の場の役割や機能、現状に関する知識が穴埋め問題で問われる。
→大学や院で美術研究をしたことがある人、すでに3級に合格しちゃった人向け

1級−美術に関する情報、知識を元に自分で解釈・思考し、明解に伝達できる
美術鑑賞の場の役割や機能、現状に関する知識が穴埋め問題で問われ、鑑賞をする視点からの作品描写や、より楽しい鑑賞のためのアイデアなど、実践的な現場で求められる能力が記述式問題で問われる。
→専門知識があるだけでなく、鑑賞者にそれを伝えたり新たな美術鑑賞の提案ができる人。仕事にできそうなくらいの知識がある人向け

1級は別枠だけど、それぞれ60〜70%正解できれば合格みたいです。

2級か3級か

私は芸術系大学院卒ですが、映画が専門なので、実は美術はそこまで詳しくありません。チェコ映画研究との関連でダダ・シュルレアリスム周辺のみやたら詳しいですが。

でも、映画だろうと何だろうといちおう芸術系の人間なので、美術に関しても体系的な知識があったほうがいいなーと最近考えたのです。
あと、ほかの人に「私はこれくらい知識があります」って証明できるものがあったら便利! と思いました。

それで美術検定に興味をもったのですが、問題は何級を受けるのかということです。

とりあえず2級のテキストを買ってみましたが、見事に難問ぞろいなので、3級に落とそうかと思ってきました(笑)
試験日が11月11日なのであと2ヵ月しかないんですよ……。

初見で問題集の最初の100問をやってみたところ、41問正解できました。これをあと2ヵ月で6〜7割までもっていけるでしょうか? 疑問。

何級を受けるのかとか、そもそも11月は本業の仕事が超忙しいので休日出勤になったりしないよね? とかは追々考えるとして、
2級の問題集を解いてみたところ、今までぼんやりしていた部分の知識がはっきりしてきました。

たとえば、私はラファエル前派とかバルビゾン派とかがよくわかっていなかった(笑)ことが判明。

美術は感性で見るのもいいですが、やはり知識があったほうが圧倒的におもしろいです。絵を見る目が変わるからです。

ひまつぶしに2級を解いてみよう!

『美術家列伝』を著し、フィレンツェの官庁舎(現ウフィツィ美術館)を設計した16世紀イタリアの画家・建築家はだれですか。

1.アルベルティ
2.パッラーディオ
3.ブルネッレスキ
4.ヴァザーリ




正解は4番です。

美術検定公式テキスト 西洋・日本美術史の基本

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美術検定2級 練習問題 2012

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