チェコ好きの日記

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“文章を書く人”の5つのロールモデル

「5つのロールモデルメソッド」という考え方を、みなさんはご存じでしょうか。

これは、ブロガーのちきりんさんが、2012年のエントリで書いていたキャリアプランの考え方です。最近発売されたちきりんさんの新刊『未来の働き方を考えよう 人生は二回生きられる』の最後のほうにも、「5つのシナリオメソッド」として紹介されています。
キャリア形成における「5つのロールモデル」メソッド - Chikirinの日記

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

「5つのロールモデルメソッド(シナリオメソッド)」とは、一言でいうと、自分の職業分野において複数のキャリアの選択肢をあらかじめ想定しておく、という考え方です。5つの選択肢を意識して、働きながら自分に合うキャリアの築き方を考えていくのがいいよ、ということですね。

たとえば、エンジニアの方の場合は、以下の5つのようなキャリアの選択肢があると、ちきりんさんはいいます。

第一の道として、「この分野に関してはコイツの右に出る奴はいない」みたいなオタクエンジニアになる道。狭く深い知識で生きていくことになるから社内での出世は難しいけれど、ノーベル賞を取るぐらいの勢いで頑張る人なら挑戦していい道だよ、と。


2つめに、そこまで高い技術力はもっていないけれど、トレンドに合わせて売れる商品を器用に開発していくという売れっ子エンジニアの道。


3つめは、エンジニアとしては「まぁ、ちょっとね」という人でも、マーケティングや営業をやらせると、技術のバックボーンを活かして他の営業マンとはひと味違う営業をやります、という道。


4つめに、もっと大きくマネジメントとか人を動かすことにセンスを発揮する人、ビジネススクールに進みたいという人。最終的には経営者を目指すという道ですね。


さらに5つめとして、エンジニアとしてベンチャー企業を興してみるという道です。

これはもちろん、エンジニアの方にのみ使えるメソッドではありません。

営業でも、医師でも、薬剤師でも、会計士でも、どんな職業の人でも、その分野で5年も働けば「5つのキャリアの分かれ道」を考えることは難しくない、とちきりんさんはいいます。そして、5つのなかから自分に最も適するキャリアはどれかと考えながら、そのプランに沿うよう、スキルや経験を主体的に身に付けていくのが大切だと。


ふむふむ。私も、ちょっと頭をひねってみました。しかし、私の本業だと、まわりにモデルが少ないからか(それはそれで課題)、どーしても5つも思い付かない!

そこで、こうしてブログを書いている私は、本業じゃなくて“こっち”のほうなら5つくらい思い付くかなと、「“文章を書く人”の5つのロールモデル」を考えてみました。


文章を書くのが好き! 書きたい!っていう人は、私も含め、きっとたくさんいると思います。しかしよくよく思い返してみれば、「どんなふうに文章を書くのが好きなのか」という書き方のスタイルまで、じっくり考えたことなかったんですよね。みなさんも、そうではないでしょうか?


というわけで、以下は私が考えた「“文章を書く人”の5つのロールモデル」です。

★★★

1・文章一本で食べていく道

小説家の村上春樹氏や、山田詠美氏などを想定。文章を書いて、本(たまに雑誌のコラムとか)を出して、その印税だけで食べていく、という道。本の印税や雑誌のコラムの原稿料だけで食べていくには、相当の文章スキルや芸術的才能に恵まれないと難しいので、一般人が本気で目指すにはハードルがあまりにも高い。実家が資産家だったりして働く必要がないのなら、思い切って人生を賭けてみるのもアリかも!

2・本“も”出すけど、他にもいろいろやっていく道
昨今のいわゆる“ブロガー”とよばれる人たちを想定。年に数冊出す本の印税のほか、セミナーや講演をやったり、ブログのアフィリエイトで稼いだり、NPO団体を支援してみたり。「文章を書く」ことに主軸を置きつつも、その文章を公開する場所を選ばないし、自分が書く文章と関連した他の活動もどんどんこなす人。コミュニケーション能力や交渉力が問われそう。

3・会社で雇われて書く道
新聞記者さんや、雑誌のライターさん(フリーランスでも)などを想定。1と2の人は、自分の書きたいことを書くけれど、3の人は会社で雇われながら、あたえられたテーマについて書く人たち。ある事件だったり、グルメ記事だったり、エステのレポートだったり。「書きたいことを書く!」っていうよりも、とにかく文章を書くことそのものが好きだったり、フットワークが軽くて行動力がある人が向いているかな、と思います。

4・他にでっかい看板がある道
フィナンシャルプランナーの人が資産運用についての本を出すとか、大学の教授が自分の研究分野に関する本を出すとか、予備校で英語を教える先生がTOEICで点数を取るための本を出すとか。共通しているのは、フィナンシャルプランナーの人は本を出す・出さない(文章を書く・書かない)の前にフィナンシャルプランナーであり、大学教授は本とか文章とかの前に大学教授であるということ。他にでっかい看板をもっている人が、自分の得意分野の情報を売るための“手段”として文章を書いている、という道。

5・2足のわらじを履く道
芥川賞作家の津村記久子氏は、芥川賞をとった今でも会社員として働いているそうです。直木賞の朝井リョウくんも、企業に勤めながら小説を書いているみたいですね。この道は、一般企業に勤める会社員としての顔を持ちながら、副業(?)として文章を書く、という道。2足のわらじです。

★★★

「これとこれが一緒なのはおかしい」
「これとこれは同じじゃないか?」
「そもそも、この分け方、根本的にヘンだよ!」
「こんなのもあるんじゃない?」等々、

意見がございましたらぜひコメント欄に。
よろこびます。

ちきりんさんの本に関しては後日、きちんとした書評エントリを書きたいと思っています。