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チェコ好きの日記

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もうけっこうな大人なのに、いまだに学生時代の夢を見るのはなぜかしら

私は今年27歳なんですが、いまだに学生時代の夢をよく見ます。どれくらいの頻度で見てるかというと、正確に数えているわけではないですが、感覚値としては月に2回くらい。「学生時代」とはいっても、設定はいつも同じで、私は決まって中3なんですよね。それで、これから高校受験をするということになっています。何なんだこれはと思って、ちょっと調べてみました(暇だな、私)。

どうやら、あまりいい夢ではないらしい

夢占いのサイトをいろいろ見てみたのですが、「学生時代の夢」はあまりいい夢ではないようで、どちらかというとネガティブな意味をもっているそうです。楽しい夢なら「今は楽しくないのか?」っていうことになっちゃいますし、緊張を強いられるような夢はそのまま現状へのストレスや不安を暗示しているとのこと。いわれてみれば思い当たる節はあって、私が「学生時代(というか、中3)の夢」を見出したのって大学院時代からなんですよね。私は「この人生では霞を食って生きることにしよう」と決心して文系大学院に“入院”してしまったんですが、ぼけーっとしているようで、意外と将来を案じているんだな、と思いました。大学院では忘れがたい経験もいろいろできたし、今は今でけっこう楽しんでるつもりなんですが、高校受験くらいからやり直したいと本音では考えているのでしょうか……?


※私の大学院時代

夢日記をつけてみようかなと思ったけど死んじゃいそうだからやめておく

夢占いって、人間の深層心理とかとちゃんと結びついていそうで、血液型占いとか星占いなどの他の占いより当たるんじゃないかと思わせてしまう何かがありますよね。それに「占い」をしなくても、ただ見た夢の内容を日記につけていくだけでも面白そうです。

だけど、私は「夢日記」だけは絶対につけないと決めていて、なぜかというと高校生のときに『害虫』という映画を観てしまったからです。予告編の冒頭でもいっていますが、夢の内容を日記につけると気が狂って死んじゃうそうです。

害虫(2002) 予告編 - YouTube

あと、『春の雪』の松枝清顕も夢日記をつけていましたが、やはり悲劇的な結末をむかえていますね。清顕は、「夢が現実の領域まで溢れ出し、夢の氾濫が起こってしまった」と考えます。『害虫』も『春の雪』もただのお話なのでもちろん迷信にすぎませんが、どちらも好きな作品であるだけに私にとっては妙な説得力があり、夢日記はつけないと決めています。

目を閉じないと何も見えない

「夢」は私の好きな多くの映画・小説において重要な役割をしめていることが多い存在です。シュルレアリスムの絵画やヤン・シュヴァンクマイエルの映画なんかを思い出してもらうとわかりやすいと思います。2011年公開の『サヴァイヴィング・ライフ』はテーマがまさに「夢」。正直なことをいうと、この映画はテーマ的にも手法的にも今までのシュヴァンクマイエル作品の焼き直しになってしまっているところが多く、私はどちらかというと低く評価しているんですが、そのぶん「シュヴァンクマイエルってどんな人?」と聞かれたときに「とりあえずこんな人」と紹介するにはもっともわかりやすい映像を見ることができるかな、と思います。しかし、低く評価しているとはいえシュヴァンクマイエル様の作る映像は本当にすごい。お店からどでかいリンゴがごろごろ転がってくるところを見ると、いつも背筋がすーっと寒くなります。

映画『サヴァイヴィング ライフ -夢は第二の人生-』予告編 - YouTube

あとは、夢というか「夢オチ」作品としてもっとも有名なルイス・キャロルの『アリス』もシュヴァンクマイエルは映画化しているんですが、私はこの作品でアリスがいうセリフがめちゃくちゃ好きです。「目を閉じなきゃ——さもないと、何も見えないのよ」ってやつです。

ヤン・シュヴァンクマイエルのアリス 予告編 - YouTube

村上春樹のインタビュー集『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』も、タイトルがいいですよね。目を閉じないと見えないものもあれば、目覚めながら見る夢もあるということです。

★★★

何だかとりとめのない話になってしまいましたが、同じ夢を定期的に見るっていうのはやっぱり意味があるのかなー、とかいろいろ考えてしまいますね。しかし、深入りするのは精神的に良くなさそうなのでのんびりとやっていこうかなと思います。

今回は、このへんで!