「Hibilog | 世界一周と日常と考察ブログ」というブログをつくっている青木優さんが、いろいろな人の「旅の7つ道具」を集めているというので、私も「はて、7つ?」と、いつも旅にもっていく持ち物について、ちょっと考えてみました。
私のこれまでの旅先は、主にヨーロッパ。
治安もそこまで悪くないし、インフラも整っているので、当然ながらあまりサバイバルなものは持っていきません。町を一日中歩きまわり、美術館や教会をいくつもハシゴするのに適した持ち物を、そろえていきます。
というわけで、いろいろ考えた末「やっぱりコレがなくちゃね!」と私が思っている旅の必需品を7つあげてみました。ヨーロッパを旅するのが好きな人、これからヨーロッパに行く予定がある人は、よければ参考にしてみてください。
1 iPhone
王道ですが、これはやっぱり必需品中の必需品です。
1番使うアプリは、もちろんデフォルトで入っている地図。Wi-Fiで現在地を確認できて、私のような方向音痴でも安心。
他にも、レストランで店員さんに聞きたいことがあるんだけど、微妙なことすぎて英語で何ていうかわからない……なんてときは、google翻訳に頼ります。
Evernoteに旅の予定や持ち物リスト、地下鉄路線図なんかを入れておいたり、LINEで日本にいる友人と連絡を取ったり、音楽を聴いたり。
海外旅行がずいぶん快適になりますね。
2 本
- 作者: 池澤夏樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2001/05
- メディア: 文庫
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空港での待ち時間、飛行機のなか、ホテルの夜で過ごすちょっとした空き時間。
少しでも時間があれば、私は国内と同じように、旅行中も本を読んでいます。
ただし、旅に持っていく本は厳選します。旅行先が舞台になっている小説や、その土地で生まれた美術や音楽や食べ物の本、また同じ地を旅した人の旅行エッセイなど、旅先と少しでも関係のある本を持っていきます。
私が夏に行ったロンドンへは、池澤夏樹の『明るい旅情』を持っていきました。
池澤氏がロンドンについて書いた文章が、本のなかに含まれていたからです。
なぜ旅をしたのか。なぜ、世界を広く見たいと思ったのか。なぜ、自分が生まれた国を全体の中で客観化して見ようという欲求があれほど強かったのか。その作業がすむまでは自分本来の仕事には手がつけられないと考えたのはなぜか。こういうことを言いながら、ぼくは自分の中にカリキュラムがあったことをほとんど認めようとしている。旅はその主要な科目だった。それなくしては何も始まらなかった。
世界全体を見るのに、日本は決して有利な観測地点とは言えない。
池澤夏樹が旅について書いた文章って好きなんですよね。旅が盛り上がります。
3 ほぼ日手帳
旅行先では1日中活動しまくりなので、夜はかなりぐったりしています。
しかしどんなに疲れていても、旅行中は毎日、夜に日記を書くこと。
これは私の大学院時代の教授の教えです。
この夏に書いた日記は、疲れているので本人しか判読できないような汚い字だし、誤字脱字がありまくりだし、日本語の文章になってないような箇所もありますが、それでも私にとって大切な記録であることに変わりはありません。その日その時に感じたビビッドな印象を、文字として残しておくことは、何よりも素敵な自分へのお土産です。
で、その日記を書くのが、ほぼ日手帳というわけです。紅茶をこぼしたシミがうっすら残っていたりするのも、ご愛嬌です。
4 めぐりズムのアイマスク
めぐりズム 蒸気でホットアイマスク カモミールジンジャーの香り 5枚入
- 出版社/メーカー: 花王
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私は視力があまり良くないにも関わらず、「めんどくさい」という理由で未だに眼鏡やコンタクトを着けず裸眼を貫いているのですが、疲れが一番出やすいのが、この「目」だったりします。
旅行中は1日が終わると、目の奥がじーんと痛くなったり、乾きがひどくなったりします。
なので、夜は必ずこのアイマスクをして寝ます。すると、じわ〜っと目が温まって、1日の疲れが取れるのです。
他、飛行機のなかで寝るときにも使ったりします。乾燥してるので。
5 ストール
こちらは春夏秋の旅限定で、冬の旅だと例外になるのですが……
私は旅行中、極力荷物を減らすために、着の身着のままだったり洗濯して同じ服を何日も着たりしているのですが、そうするとあまり凝った格好はしていけません。
で、そんなときに役立つのがストールです。
その日ごとに巻き方を変えるだけで服の印象が変わるので、毎日同じような格好をしていても大丈夫。
まあ、1人旅だと、私の服なんて誰も見ちゃいないですが。
また、実際に来るまで現地の気温がわかりにくい海外旅行では、温度調整に一役買ってくれるアイテムでもあります。
ロンドンの夏は、朝晩が日本の10月くらいの気温まで冷え込むので、早朝はストールを肩までぐるぐる巻いて出かけていました。
6 サロンパス
- 出版社/メーカー: 久光製薬
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私が日本でも愛用しているサロンパス。海外旅行でも、安定した威力を発揮してくれます。
重い荷物を持って肩が凝ったり、1日中歩いて足がパンパンになったり、他にもとにかく、体に痛みがあったときは夜にサロンパス!
私、サロンパスのくっさい臭いが好きなんですよね……。
夜にあの臭いを嗅ぐと癒されます。よく眠れます。
7 デビットカード
デビットカード。
小学生だか中学生のときに、家庭科の授業でその名を聞いて以来、何年ぶりにこの単語を耳にしたでしょうか。
デビットカードの存在を思い出したのは、『自分の仕事をつくる旅』という本がきっかけです。
クレジットカードとちがい、デビットカードは銀行にある残高の範囲内でしか使うことができません。使用すると、登録している口座から即時に引き落とされます。
現金をたくさん持ち歩くのも落ち着かないけれど、クレジットカードだと「もし落として悪用されて超高額請求が来たらどうしよう!?」なんてことが気になって、それもそれで落ち着かない。あと、クレジットカードって使ってから引き落とされるまでタイムラグがあるのが、私は好きじゃないんですよね。
そんな私にデビットカードはぴったりのカードで、ロンドンでもたくさんお世話になりました。本で紹介されていたスルガ銀行のd−laboカードは、設定をしておくと、店頭で使うたびに「取引確認メール」が届くところも安心です。「若者が海外で使いやすいカード」をコンセプトに開発されただけあって、サイトのデザインもおしゃれです。
d-labo
★★★
その人が主に出かける旅先や、旅先での行動、重視するスタイルなどが、「旅の7つ道具」をあげてみると、よーくわかって面白いですね。
私は中東や東南アジアに行ったことがないので、それらの場所を旅するときは、この「7つ道具」もまた変わってくるのかもしれません。
あなたの「7つ道具」は、何でしょう?
(青木優さん、素敵な企画をありがとうございます!)