2015-01-01から1年間の記事一覧
当ブログをある程度継続的に読んでくださっている方は、私が昨年の夏頃から、スコット・フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』の話をしつこく繰り返していることをご存知かと思います。 退屈は人を殺す『グレート・ギャツビー』と『ザ・スコット・フ…
突然だけど、私は早生まれ、それも3月生まれである。つまり、今月某日に誕生日がやってくる。この話を知っている人は多いと思うが、早生まれの子供は幼少時代、4月とか5月生まれの子供に比べ、知能・体力ともに劣っていることが多い。しかし、幼稚園や小学校…
3月1日(日)に、上野にある「いいオフィス」で開催された「灯台もと暮らし」のイベントに参加してきてみましたよ。 イベント「はじめまして、『灯台もと暮らし』です〜旅と味噌から考えるこれからの暮らし〜」 | 隠居系男子 「灯台もと暮らし」とは、株式会…
少々思うところがあって、2月に入ってから『笑ゥせぇるすまん』をまとめて読んでいたのですが、実はわたくし、幼稚園時代に夢のなかで喪黒福造に追いかけ回されたことがあり、以来こちらの漫画は若干トラウマになっています。あの夢怖かったなあ。笑ゥせぇる…
はてなブログの今週のお題が「ふつうに良かった映画」とのことで、つまりこれは良作とも駄作ともいえない、でもどちらかというと良作よりの、そんな微妙なラインの映画を紹介しろという、なかなか難しい注文をしているわけですね。良作と駄作はよくよく覚え…
「自分を好きになろう」「自分を肯定しよう」という話は、いろいろな界隈で頻繁に見かけます。私自身としてはこのことに特に異論があるわけではなく、「まあ結局そこよね」と納得はするのですが、それにしたってよく見かけるので、「またその話か」と耳タコ…
2月15日に、二村ヒトシさん著『すべてはモテるためである』を課題図書にした、Skype読書会に参加しました。 第5回Skype読書会「女子目線で語る『すべてはモテるためである』(二村ヒトシ)」開催のお知らせ - 太陽がまぶしかったからというわけで、今回はその…
「頭の回転が速いよね」という褒め言葉をいただくことに、昔から憧れておりました。しかし実際はというと、もう生まれてから27年以上の年月が流れている私ですが、悲しいことに上記の褒め言葉を頂戴したことは人生で1回もないですね。このままどうにか頭をフ…
1年以上前に、二村ヒトシさん著『すべてはモテるためである』を読んだのですが、その二村さんが影響を受けた本であるという話を聞き、橋下治の『恋愛論』を手に取ってみました。『すべモテ』のほうの感想文はこちら。 二村ヒトシ『すべてはモテるためである…
「想像力を欠く者はリアリティに逃げ込む」とゴダールは言う。 彼自身の想像力は完全無欠だ。 ーーウエスト・フランス ★★★今となってはすっかりお馴染みとなった映画の3D上映ですが、そういえば私が初めて観た3D映画って、ティム・バートンの『アリス・イン…
「ラース・フォン・トリアー」は、私がいちばん最初に覚えた映画監督の名前である。はじめて彼の映画を観たのは中3のときで、その作品は『ダンサー・イン・ザ・ダーク』であった。ダンサー・イン・ザ・ダーク [DVD]出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ発売日:…
「語りえぬものについては沈黙しなければならない」とはよくいったものですが、人にとって最大の「語りえぬもの」とは何でしょう。私が思うに、それは「自分」です。生まれてから24時間、365日一緒にいるにも関わらず、永遠の謎であり、永遠のブラックボック…
以前私はこのブログで、「15歳前後の少女は、2人でいると閉鎖的で狂信的な世界を築き上げてしまうことがあるので、要注意」という主旨のエントリを書きました。スレンダーマン事件と『小さな悪の華』に見る、“少女2人”の狂信性 - (チェコ好き)の日記ですが今…
作家の村上春樹氏が、読者からの質問を受け付けるサイトを開設して話題になっていますが(私も質問してみましたドキドキ)、そのなかでも特に最近大きく注目を浴びていたのが、下記の質問でしたね。 文章を書くのが苦手です - 村上さんのところ/村上春樹 期…
ちょっと今更感あるんですが、2010年のイム・サンスの映画『ハウスメイド』を観てみました。韓国映画史にのこる傑作、1960年のキム・ギヨン監督作品『下女』のリメイクだという話を聞いていたからです。ハウスメイド [DVD]出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)…
先日、ちょっと時間が空いていたので*1、綱島温泉で開催されていたイベントに行ってきました。綱島に温泉があるなんて知らなかったです。リンク先などを読むと、どうやらサブカル好きにはたまらないディープスポットらしい。何より、下記の記事で会田誠がい…
今回は過去記事ガチャによる「らくごのご」をやります。ブログパーツガチャ(スマホの画面でご覧いただくと下の方に出てきます)でランダムに選出した3つの過去エントリを組み合わせ、テキトーに話をします。前回やったのはこちら。 ブログであそぼう:「対…
『ベイマックス』を観てきました。なぜかというと、いろいろなところで話題になっているのを見かけ、私も話に入りたかったからです。『ベイマックス』を見て日本のクリエイティブは完全に死んだと思った 『ベイマックス』を見て日本のクリエイティブは完全に…
「なんとなく退屈だ」。これは最近の私の感想でも地方の若者の感想でも東京のOLや女子大生の感想でもなく、ドイツの哲学者マルティン・ハイデガーが「退屈の第三形式」として提示した、最も深い「退屈」の形態です。しかしそう難しく考えなくても、「なんと…
あけましておめでとうございます。2015年も張り切って更新していこうと思ってますので、今年も当ブログをみなさんよろしくお願いいたします。さて、私が毎年1月1日に行なう作業といえば、愛用しているほぼ日手帳の入れ替え・予定及び目標の更新です。が、ず…