チェコ好きの日記

だいたい木曜日の22時に更新されるブログ

「会いたい人」のいない生活

「面白い人に会いたい!」って、そういえば最近あんまり思わなくなったな、と気が付いた。 もともと、私はそこまで人に積極的に会いたがるタイプの人間ではないのだけれど。それでも、1年前くらいまでは、やっぱり「面白い人に会いたい!」って、けっこう思…

わたしが見たいセカイだけを、見せて

この1週間、ブログのことをすっかり忘れてバタバタモタモタしていた。だからこの文章は、ただ更新を滞らせないためだけに、めっちゃ慌てて書いている。 そのため、誤字脱字、論旨の不明確な点などがあってもご容赦いただきたい……のだが、それだといつものエ…

いろいろなお知らせと「Twitterでやれ」と思うこと

お知らせと日記です。 お知らせ① DiGITALISTで「旅」について考える連載を始めました project.nikkeibp.co.jp今ある「旅」のイメージって、娯楽であったり仕事と関連してるカッコイイやつだったり自分探しだったり……みたいなのが主だと思うのですが、私たち…

美容鍼を打ちに行ったが効果はあまり感じられなかった

直近1週間の日記です……が、掲題の日の日記が長くなってしまったので、3日分だけ。 2018.9.15 借りた本が面白い 人から借りたんですが、この手の本って説明的になりがちなのに、これはしょーもないゴシップが多くて珍しく笑いながら読めた。「医者を信じずに…

名は体を表す不思議な話

「あなたのMarinaって名前は、本名? 日本人なのに、イタリア人みたいな名前ねえ!」 旅先のイタリアの宿で女主人に微笑まれ、私は苦笑いをして視線をそらす。 名前のことをヨーロッパで突っ込まれるのはすでに何回か経験しているが(アテネでは「ギリシャ人…

そんないいもんじゃない生活

直近1週間の日記です。 2018.8.31 子宮教 ウェブで熱心に「子宮教」関係の記事を読んでしまう。子宮教とは、子宮を温めたり子宮の声(???)に耳を傾けるようにすると、美容にも健康にもよくお金もガッポガポでパートナーにも恵まれ人生ハッピーになるとい…

幸せになったら、面白いものは作れないってほんとう?

1. 一部のクリエイターの間では、「創作者が幸せになってになってしまうと、生み出すものから面白さが失われてしまう」という噂が、真しやかに囁かれている。これは、本当なのだろうか? その謎を解明すべく、私は一同を率いてアマゾンの奥地へ……は、向かっ…

渦巻く嫉妬と『世紀の光』

前回の日記やTwitterなどで「私は『カメ止め』を評価しない!」みたいなことを散々いっているのだけど、これはまあ、バレているかと思うが嫉妬というか、マウンティングである。どういう類の嫉妬/マウンティングなのかというと……。 たとえば、合コンに行くと…

盆暮れ正月と冠婚葬祭が苦手

直近1週間の日記です。 2018.8.10 盆暮れ正月と冠婚葬祭が苦手 今日からお盆休みに入る人がけっこういるらしい。「東京が閑散としている」と語っている人が何人かいた。一方、私はというと完全なる通常営業。休みは世間とズレた時期にとりたい派なので、盆暮…

寄稿しました/私を変えようとはしなかった母

Dybe!さんで、「孤独とコミュニケーション」について書いたコラムを公開してもらいました。 ten-navi.com ここでは、小学校5年生のとき新しいクラスで友達ができなくて、私自身はぜんぜん気にしていなかったんだけど、担任が家庭訪問でそれをうちの母親にチ…

あなたの知らない顔

直近1週間の日記です。 2018.7.27 やっぱり書くことがない2.0 書くことがない。しかし、正確にいうとこれは「ブログに書くことがない」という意味である。つまり、ブログ以外なら書くことはある。noteならある。AMの連載*1ならある。あと、小説は6〜7月の2ヶ…

世界のルールを知らないままで/最近読んだ宗教に関するコミックエッセイのまとめ

最近というかここ半年くらいで、宗教に関するコミックエッセイを何冊か読んだのがたまったので現時点でのまとめ。この手のエッセイはまだまだあると思うのでまだまだ読むと思う。 今回扱うものは「宗教二世」の方のものばかりのだけど、手記ではなくコミック…

「安牌」な女

直近1週間の日記です。 2018.7.13 「裏切り」という行為 私の人生31年、今のところ、誰かに対して「裏切られた」と思ったことが一度もない。 だから、「裏切ったり、裏切られたり」の話をしている人に出会うと、いつも「何の話をしてるんだ?」と思ってしま…

わたしは痴呆老人になってもべつに平気

なんとなくだけど、おそらく多くの人が痴呆──いわゆる「ボケる」ことを嫌がっていて、だからこそ一時期「脳トレ」とかが流行ったのだろう。なぜ「ボケる」ことに恐れおののいているのかというと、家族や他人に迷惑がかかるのが嫌なんだろう。 だけど最近の私…

2018年上半期に読んで面白かった本ベスト10

恒例のやつです。今年の1月から6月末までに私が読んだ本の中で、面白かった本10冊のまとめ。SF小説が増えました。 10位 『旅のモザイク』澁澤龍彦 旅のモザイク―渋澤龍彦コレクション 河出文庫作者: 渋澤龍彦出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2002/03メ…

新海誠化していくこの世界

今年の一月、新海誠監督の『君の名は。』が地上波で放映されたことは記憶に新しい。 私は映画館で観た派だったのだけど、「文句つけてやらあ! 文句文句!」と喧嘩腰で臨んだところ、普通に感動しホロホロと泣いてしまった。「東京」をあんなにも美しく描い…

『万引き家族』の謎と(私の)解釈

是枝裕和監督の『万引き家族』を観てきた。第一印象として適切かどうかはわからないが、「なんだか〈謎〉の多い作品だなあ」と、まずは思った。もちろんこの〈謎〉は、是枝監督が意図的に残したものだろうと思う。 しかし、これを書く前にすでにいろいろな人…

思い出を愛しているの?

1. 「誰」を愛しているの? 数年前、恋人と一緒に見たとあるテレビ番組のことを、よく覚えている。 番組の特集は「認知症」で、画面に映っていた高齢のご夫婦は、旦那さんのほうがほぼ寝たきりで、おまけに認知症を患っていた。奥さんは、その介護をしている…

「人の心を揺さぶる文章」の身も蓋もない話

不快な表現に対してはきちんと怒るべきだし、SNSで怒ることを否定したくはないんだけど、「怒り」がパワーを持ちすぎる(目立つ)が故に、「そんなに怒ってない人もいる」ということに目が向けられなくなってしまうのは少し問題かなと思う。— チェコ好き (@ani…

風邪とスピリチュアル

1. 最近まわりでよく「今、日記が面白い」という声を聞く。とってつけたようなライフハックでも逆張りのオピニオンでもなく、その人のふわっとした日常が溶け込んでいる日記が読みたい、と。逆張りのオピニオンが得意な私としては生きづらい世の中になったな…

「毒」の含有量

かつてマザー・テレサは、「世界平和のために、私たちは何をするべきでしょうか?」と問われたのに対して、「家に帰って、家族を大切にしてあげなさい」と答えたという。実は私、この考え方にはけっこう前からあまり賛同できなかった。 これは屁理屈じゃない…

彼らは、「選べなかった」のではなく「選ばなかった」

前にこのブログで『サピエンス全史』の感想を書いたんだけれど、この本で私にとっていちばん衝撃的だったのは、「狩猟採集生活と農耕生活を比べたとき、必ずしも後者のほうが快適だったわけではない」っていうのがわかったこと。なんなら、そのままの狩猟採…

SNSが過剰に発達したディストピアを描いた『ザ・サークル』はあんまり面白くなかったけど面白くなさ故に考えたことがある

「コイツ、趣味悪いな!」と思われたら悲しいのだが、「ディストピアもの」が好きである。「ディストピアもの」なんてジャンルは正式にはないので私が勝手にそう呼んでいるだけだけど、未来/近未来/平行世界などに存在する魔境を舞台に描かれた物語には、昔…

「人」はいない。「状態」があるだけで、それは環境によって変わる。

あくまで私の場合だけど、旅行なんて遊びに行ってるだけなので、そこから得た学びなんてそう多くはない。だけど世界の様々な地を歩き回った中で、確信を持ったことが一つだけある。 それは、「人間は環境の奴隷だ」ということだ。 「人」はいない、「状態」…

秘密のイタリア、極私的ディープコレクション11

イタリアを旅行していると、ときどき「人間とは、何と罪深い存在なのか」と目眩がする瞬間がある。 雑事に追われる凡庸な一般人である私たちは、日常において知らず知らずのうちに、己の限界を設定してしまう。よりよく、健全に、罪なき存在として生きようと…

謎に包まれたイタリアの小さな村「スカンノ」への行き方・帰り方ガイド、そして珍道中

イタリアの山奥にひっそりと佇む、「スカンノ」という小さな村がある。 イタリアの山奥にあるガイドブックにほぼ載らない小さな村、スカンノ。写真家のアンリ・カルティエ=ブレッソンやマリオ・ジャコメッリがここを訪れて有名な作品を遺してるので、来て…

南イタリア旅行で訪れた都市とかツイートのまとめ

3月末〜4月上旬までの2週間、南イタリアとマルタ共和国へ旅行に行っていた。 どうでもいいことだけど、私、なんとなく自分のしていることを「旅」と表記するのは小っ恥ずかしい気がしていて、文字数に制限があるTwitterなどではその限りではないが、なるべく…

世界は狭くないが、そこまで広くもない

そこまで経験豊富なわけじゃないが、どちらかといえば海外によく行っているほうだと思う。もう二十代のときみたいに一年に一回以上のペースでは旅をしないかもしれないけど、たぶんこれは性分のようなものだから、今後も思い立ったときにどこか知らない場所…

アヘンで人は幸福になれるか?

世の人の苦悩は、たいてい「欲望と現実のギャップ」から生まれる。たいていっていうか、100%そうかも。モテたいのにモテないとか、結婚したいけど相手がいないとか、お金がいっぱい欲しいのにお金がないとか、好きなことを仕事にしてガンガン稼いでモテまく…

STUDIO VOICE vol.412 で「旅にかんするノンフィクション」を紹介しました

掲題のとおりなんですが、「STUDIO VOICE vol.412」にちょっとだけ登場しています。 vol.412のテーマは、「Documentary / Non-Fiction 見ようとすれば、見えるのか?」。ドキュメンタリー映画とかインタビュー記事とかノンフィクションとかの特集なのですが…